このブログに愉快なことはあまり書いていないが、高齢者のブログが愉快だというのもどんなものか。作り笑いとか愛想笑いのような気がする。
また愉快ではない話を書くことになった。
家内のいとこがいわゆる孤独死をして、緊急連絡先に家内の携帯番号が書かれていたために、新幹線に乗り、警察に寄り、葬儀屋と会い、遺留品の処分の手配と、亡くなったいとこには悪いが、家内と娘は散々な目にあった。
警察は事件性がなければ、遺体を少しでも早く引き取ってもらいたいということしか頭にない。
緊急連絡先にされた者が承諾していようがいまいが、死者とどのような関係なのかなどについても一切関心がないようである。
警察は相続人でもない家内に、死んだ人の現金や預金通帳を引き渡した。家内がねこばばするかもしれないことには知らん顔である。
相続人はいないが遠い親戚はいるという人の死は、遠い親戚にとって厄介である。放っておけばいいのだろうが、そういうわけにもいかない。
葬儀屋が言うには、身寄りのない人の遺体を引き取りに来る人はほとんどいないという。
いとこ関係には相続権が生じないから、預金通帳やキャッシュカードがあってもおろすこともできず、葬儀費用などの回収も難しいことになる。
一人で生きるのは自由だが、死ぬときも勝手気ままでは困る。
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