「直美」は「ちょくび」と読むそうだ。
初期の研修を終えた後、直接、美容クリニックに就職する若手医師のことを言うらしい。
通常医師になるには、大学医学部を出て医師国家試験に受かり、その後、臨床研修医として実務の基本を2年間学ぶ必要がある。
この2年間の初期研修を終えて、専門分野の研鑽や技術習得をすることが専門医師としての不可欠なことであるが、その期間を経ることなくすぐに美容医療業界に就職する医師が最近激増しているという。つまり実務経験なしの医師ということになる。
その理由もなんとなく判る。整形美容と言えば保険のきかない自由診療。タカスとかいう美容整形の名を思い出すがめちゃくちゃく儲かりそう。
通常の医師になれば激務。医局での人間関係の煩わしさ。訴訟の心配。
産科医の減少が指摘され始めたのは何年くらい前のことか。
この分野も大変な激務であるらしい。近所に住んでいた眼科医は、当初産科医であったが、「気楽な眼科医」に転身したと言っていた。
眼鏡屋と提携してコンタクトレンズの処方箋を1枚書くだけで結構な金になる。産科医などとてもやっていられないと、毎日のようにゴルフに行っていたが2年近く前に亡くなられた。
今朝のオンライン記事には、「外科医離れ」が載っている。
医師全体の数は増えているにもかかわらず、「外科医が不足している」いう実体があるらしい。
中でも深刻なのが、胃や腸などの手術が専門の消化器外科医。この10年余りで1割減少した。高齢化も進み、10年後には4分の3に減るという試算もあるという。
胃や腸などの手術と言えばがん。消化器がんの患者は年40万人以上もいるらしい。手術をうけられなくなる時代が迫っているということである。
あまり深刻に考えることもないのかもしれないが、いろんな問題が顕在化している時代、それを少しでも解決するのは政治ではなく結局国民の負担を増やすこと。
《退職金2,500万円「悠々自適な老後」のはずが…65歳の退職サラリーマン、「年金振込額」に絶句。「何かの間違いでは…」と妻との夢が崩れ落ちた日》
夫婦合わせて年金38万くらいになるそうだが、年金から税金や保険料が引かれることを知らなかったという。
年金は雑所得ということらしいが、働いて納めてきたものを「雑所得」というのも変な話である
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