春 な の に

つぶやき

 多分30年以上も前に買ったものと思うが「決定盤抒情歌」というCDをたまに聞く。

 あざみの歌とか浜辺の歌が入っている。5人の女性歌手と女声合唱団で20曲が歌われている。女性歌手のうち私が知っている人は3人である。

 歌と言うのは人の声であるから楽器の演奏とは違って、歌う人の個性はもちろんであるが、人柄まで出てしまうような気がする。

 この5人の中で、なんといっても一番素晴らしいのは土井裕子さんである。こんなに伸びやかで美しいソプラノを、クラッシックの歌手以外で聴いたことがない。

 他にひところテレビなどで活躍した有名な人もいるが、その人の歌には変な色気と媚を感じてしまう。童謡や抒情歌には似合わない。

 昔童謡と言えば必ず名前が出る歌手がいたが、この人の歌を聞くと、なんか冷たそうな人だな、と思う。

 歌を歌って冷たい人だろうと思われるのは気の毒なことだが、なんでも演ずるということはそういうことになってしまうのであろう。どう受け止めるかは受け手の自由である。

 

 

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