政治家は職業ではない

つぶやき

 会社勤めをしていた時、上役の顔色うかがうことしか能のない人間がいた。ひとつの職場に必ずいる人間である。

こんな生き方をしていたらなんのやりがいもないだろうと思うが、そういう人間にはそうとしかやりようがないようだ。

  
 先日の衆院予算委員会における野田佳彦氏の、岸田首相追及の論陣が少しいい。
 「あなたが政治改革の障害になっている」
 
 自民党総裁である首相が事件の真相究明や再発防止に指導力を発揮していないどころか、首相自らが政治改革大綱や大臣規範を守らず、政治資金規正法も守ろうとしない

そんな人が政治改革の先頭に立てるのか。むしろ後退させてきたのではないか
 裏金事件に関しては裏金議員に納税義務を果たすよう指示すべきではないか

 首相からは最後まで具体的な答弁は聞かれなかった。

 岸田おろしが始まったという話がある。結局日本の総理大臣というのは任期中何をやるのだろうか。これで岸田首相退陣となればただ国会で答弁書を読み上げただけのことである。
 
 今日の新聞は出生率がさらに下がったことを伝えている。岸田首相は就任時少子化問題について「次元の異なる対策を行う」と明言していた。なにか実効性のある具体的な取り組みがされているのであろうか。

 どうみても日本には政治屋はいて政治家はいない。政治が職業になっている。

 政治家は身を切って国と国民に貢献するものである。今の自民党の人たちは自分の利益のために政治を利用しているだけで政治をしていない。

 安倍元首相のトランプのご機嫌取りに見るように日本は世界の物笑いである。北朝鮮にまでアメリカの太鼓持ちと馬鹿にされている。

北方領土問題、拉致問題も、相手国に言わせれば
「問題として存在していない」という扱いになっている。

日本国民の悲願と言っている事柄が「存在しない問題」とされているのである。これほど馬鹿にされた話はない。

  
 政治ごっこをしている時代ではない。世界は米欧の価値観を否定する勢力が明らかに台頭している。

使い古した原子力潜水艦が北海道の周辺に捨てられているかもしれない。
 日本の領土である北方4島には日本を狙うミサイルが配備されているかもしれない。
 日米安保で日本は守られるというのは幻想であった。

 株価は史上最高になっても国民の生活はいい方向には向いていない。株のことは分からないが、どこかの国か組織に利用されているのではないだろうか。

日本の政治家は、暖かい国会の居心地の良さに居眠りをする。どう見たって日本の将来がいいわけがない。
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