愛人と性加害

つぶやき

 中居正広さんが女性とのトラブルで、9000万円の示談金を支払ったという報道がされているが、詳しいことはその後取り上げられていない。

 9000万円の示談金と言えば、死亡事故に対する賠償金に匹敵するような金額である。それだけの事件のようなことがあったのか、中居という人が金持ちだったという事なのだろうか。

 その中居さんが9日にこんなコメントを出した。
 「トラブルがあったことは事実です。示談が成立したことにより、今後の芸能活動についても支障なく続けられることになりました。心よりお詫びを申し上げます」

 「ホントかよ」と言いたくなるコメントである。もちろんネットには批判が殺到している。

 松本人志という芸人のトラブルは1年くらい経ったようである。週刊誌と和解したという話があったが、何を和解したのだろうか。
 名誉が棄損されたから損害賠償請求をした。どの部分に和解が成立するのだろうか。

 示談と和解は同じようなもので、「これで何もなかったことにしよう」ということであるが、「何もなかったことにしよう」と言うのは加害者が勝手に思っていることで、被害者や世間はそう簡単に何もなかったことにはできない。

 タレントの評価というものはCMのスポンサーによって左右される。スポンサーは世間のタレントに対する好感度というものをもって評価するらしい。
 
 中居さんも松本さんも、示談や和解をすれば何もなかったことになると思っているようだ。

 40年程前、フライデー襲撃事件を起こし、タレント生命ももはや終わり、というビートタケシは、どういうわけかわずかの謹慎で事が済み、現在まで活動している。
 愛人をしつこい週刊誌のカメラマンなどから救った正義の味方という事になったようである。

 愛人と性加害はそんなに変わらないと思うのだが、世間は愛人は認めることがあっても性加害は認めない。

 中居さんも松本さんも愛人にしとけばよかったのである。

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