後ろから鉄砲を撃つ

つぶやき

 毎日新聞の調査によれば、自民党の支持率が1ヵ月前の調査から4%アップして、33%になったという。
 石破氏に期待すると答えた人は52%。期待しないと答えた人は30%であった。
 総裁が変わってどうして自民党の支持率がアップするのか不思議である。

 衆院選は来月27日に投開票とするらしい。
 野党との論議を深めるとしていた石破さんだが、その場を設けることもせず、新内閣発足時の、なんとなく根拠もない期待感が漂っているうちに、選挙をやってしまおうという目論見らしい。

 どうも石破さんという人に信頼が持てない。石破さんの考えをすべて知ったうえで言っていることではなく、人相とか発言の仕方とか、過去の行動などからである。

 過去4回も総裁選に出て勝てないということはどういうことなのか。
 2020年の総裁選では安倍氏病気退任後とはいえ、大差で菅氏に負けている。2012年の総裁選では、1回目投票で安倍さんを抜いて1位であったが決戦で負けている。

 石破氏には、「後ろから鉄砲を撃つ」、「裏切り者」、「言行不一致」という評価が自民党内にあるらしい。
私はなによりも石破氏が小沢一郎と行動をともにしたことに不信感を持っている。

 政治家が「後ろから鉄砲を撃つ」「裏切り者」などと言われたら政治生命は終わりのはずである。その人がなぜ復党して総裁にまでなれるのか。なぜ党員はそのような人を選ぶのか。

 政治がきれいごとでないのは承知している。だから、きれいごとでないときは、きれいなことにするために闘うか、身を引くしかない。それが政治家である。きれいごとでない政治に身を置くことを自慢しているように見える。

 私が水を差したところでどうということもないが、石破政権発足に際し、今までのどんな政権よりも不安を感じている。
「後ろから鉄砲を撃つ」、「裏切り者」、「言行不一致」という客観は根拠のないものではない。石破氏自身の体質が表わし      たものである。

 石破さんは、あの視線のように、行く先が定まっている人ではない、と思う。今後が楽しみだというのではなく、ただ心配である。

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