役者をやっていて虚しくならないか

つぶやき

 1時からNHKBSで、「ニュー・シネマ・パラタイス」。見ようかどうしようかと迷っているが、どうもあの長さと、ストーリーがうっとうしい。なら見なければいいだけのことである。

 内容まで読まなかったが。ネットに小池朝雄さんの写真が掲載されていた。小池朝雄さんといえば刑事コロンボの声で人気を博した俳優さんだが、私は今から60年以上も前からこの人の名前を知っている。「パパはなんでも知っている」のロバート・ヤングの声だった。

 どちらかと言えば二枚目ではない。朴訥とした役が似合った人だが、やくざ映画にも出るようになった。その時の顔をポスターで見たことがあるが、あんな顔をしなければならないような映画になど出ないほうがいい。
 
 「なんでも知っているパパと、ステキなママと、長女ベティ、長男バド、末っ子キャシー」という導入部が懐かしい。小池さんの声が優しかった。

 今日の深夜ラジオは都はるみ特集だったが、都はるみさんと聞いて歌よりも矢崎滋さんが気になった。一泊5千円という東北のビジネスホテルで元気でいるのだろうか。

 矢崎さんも主役を張るというほどの二枚目ではない。日本酒のCMに出たことがあるが、あの頃はこの人のキャラクターがウケた。ときどきテレビで、なんでこの人が、という人が人気が出ることがある。

 真面目な人柄をお演じることが多かったが、はるみさんが人柄に惚れたということだから、いい人なのだろう。

 10年以上の前に芸能界を引退している。60歳手前から「相手にされなくなってきたな」と感じたことが引退の理由らしい。役者の世界、そういうことがあるのだろうと思う。

 里見浩太朗さんは89歳になるそうだが、つい先日「日本放送協会放送文化賞」を受賞して、「こんな素晴らしい人生、俳優でなきゃできないな、こんな幸せな生き物はいない」と感想を述べたそうだ。

 里見さんは役者として恵まれすぎた人である。役者は主役か否かしかない。脇役ばかりやってきた役者さんたちはどう思っているのだろうか。役者になってよかったと思っているのだろうか。

 主役をやったと言ったって、テレビの時代劇のセリフ。人間を表現するものではなく、浅薄な勧善懲悪のものばかり。そんなに素晴らしい人生だったかな、虚しくならないのかなあ、と思う。

 マツケンサンバなどあの人は何を考えているのだろうか。

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