蓮舫さんが都知事選に名乗りを上げた。小池さんがこのところ落ち目であるからチャンスと読んだのだろう。
都民ではないから関係ないが、野次馬としての興味はある。
しかし二人ともイヤな女のタイプである。政治をやっていればそうなるのだろう。
蓮舫さんは以前グラビアアイドルとして活躍したらしい。
なにか思うところあって政治を志したのであろうが、なにより立候補を喜んだのは立憲の党員であったという話がある。党を離脱するからである。あまり好かれていないらしい。
学歴問題が再燃すれば小池さんは難しいかもしれないが、前回の卒業証明書で乗り切るつもりなのだろう。
石井妙子さんや小島敏郎氏の疑惑指摘があったが、あまり盛り上がらなかった。
しかし「カイロ大学を首席で卒業」はいくらなんでも出来過ぎた話である。
小島氏は、立候補の書類に「カイロ大学卒業」との記載があれば告発すると発言していたが、どうするのだろうか。
小池さんのアラビア語は本格的だという人と、「This is a Pen」のレベルだという人がいる。事実は一つなのにハッキリしていないというのがおかしい。こういうときは後者の方が正しいという場合が多い。
しかし二人とも都知事になってほしくない。もっとちゃんとした人になってもらいたい。
都知事というものが石原慎太郎氏の就任でよく判ったし、石原慎太郎という人間がどういう政治家であったのか、都知事になってよく判った。お山の大将になりたかっただけで、都政に関心があったとは思えない。
全く関係のない事だが、2年程前、知り合いの訃報を聞いた。
彼は名門私学の政治経済学部を出て大学院に進み、修士課程を終え都庁に就職した。
しかし本庁勤務は一度もなく、区役所や築地の市場のような都の出先機関に勤務し、定年は図書館か公文書館か覚えていないが そんなところの館長で迎えた。
都庁のことに詳しい人に訊いたら、「その人は入庁時から本庁勤務をはずされていた人だ」という答えだった。
トップクラスの私学の大学院を出ても都政の中核に携わることが出来なかった。彼に何か問題があったのか、それだけ都庁は優秀な人材が多く集まるところなのか。
官僚とは国家公務員の上級職のことをいい、都庁の役人は官僚とはいわない。
国でいう省が局ということになっているから、局長というのが国で言う大臣ということでいいのだろうか。
しかしこれほどの大所帯でありながら、局長という人達がほとんど表に出てこない。大臣の不祥事ということはあるが、都庁局長の不祥事というのはあまり聞かない。不祥事がないはずはない。
東京都の予算額と同じ額を国家予算とする国が外国にはいくつもあるらしい。東京都というところはそれだけ政治家にとっては魅力のある所ということになる。
猪瀬さんも舛添さんもその力量を発揮する前に失脚してしまった。
青島さんなどは最初から「俺は何もやらないよ」という知事であった。無責任を地でいった人である。
学歴詐称と二重国籍問題の争いとなる。低俗週刊誌のような下品な争いであるからなんともやりきれない。
どうでもいいことなのだが、なぜか気が重い。もっといい人が出てこないだろうか。(了)
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