子の留守に家の広さを知る

つぶやき

 日銀の金利政策が変わるという。こういうことには全く知識がないからどういうことになるのか分からないが、金利を上げるということだから、少しは銀行預金の利息が増えると理解していいのだろう。
 しかしあれほど預金預金と騒いでいた銀行が預金は要らないという時代である。たいして増えるはずない。

 春闘は闘わずして満額回答となった。しかし満額回答はごく一部の企業の話である。品は電気からラーメンまですべて大手企業の手による。企業が給料を上げれば物価も上がる。給料を上げた分製品の値上げで回収しようとするからである。ギリギリの生活をしている者にはいい話ではない。

 一人暮らしの女性の年金は10万とちょっと。男性は16万くらいだそうである。その差が大きい。女性は勤めていた時の給料が男性より少ないから年金において差が出るということになる。
 収入が増えないのだから出費を抑えるしかない。日本はまだ餓死者は出ていないが、孤独死というのは餓死なのかもしれない。

 女性の一人暮らしにはいろいろなケースがあるが、生涯独身で子供もいないとしたら結構しんどい老後なるのではないか。
 私の知人にも独身女性が何人もいるが、みんなどうしているのだろうか。

 心配なのは娘と同世代の女性たちである。娘と同世代ということから問題がより身近に思える。
 離婚した人もいるが、独身で来てしまった人が多い。父親が可愛がり過ぎて娘2人を嫁がせなかったという話もある。愚かな父親というしかない。
 皆50歳くらいになる。50歳といえば親はまだ生きているが、高齢になるのはそんなに遠い話ではない。あっという間に70になる。老いた一人暮らしが待っていることになる。

 嫌なことは考えないことにするのがいいが、考えなくても嫌なことは確実にやってくる。ひとりぽっちの老後。大変なことになると思うがみんな役所が面倒を見てくれるのだろうか。そんなことはあり得るはずがない。

 人生、子供が生まれて健康に育って、人並に伴侶を見つけて家を出て行ってくれるのが一番である。近所に、50にもなる娘や息子と一緒に暮らしている知人が何人もいるが、そういう経験をしないで済んだわが身の幸せを想う。
 子供は「可愛かった」ものである。子供がいなくなって初めて家の広さと良さを知った()


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