大脱走と留守番

つぶやき

 孫の大学進学も決まり一つの区切りということか、娘家族が昨日東北へ家族旅行に出かけた。

 台風並みの強風で新幹線は福島で立ち往生。何時間も閉じ込められ、新青森に着いたのは大分遅い時間だったらしい。

 家内はいつものように絵の仲間と都心へ。私は娘の飼う犬と留守番。犬というのは四六時中食べることしか関心がない。

 テレビをつけると「大脱走」をやっている。夜間高校に通っていた時、さぼって見たことがある。

 テレビスター総出演の劇場用映画。面白いと言えば面白いが、私は「第17捕虜収容所」の方が好きである。

 「大脱走」でひとつ思い出すことがある。息子がいくつのときのことであったか、ジェームズ・ガーナ―がカッコいいというのである。何度もテレビで放送されていたからそれを見たのだろう。

 私はマーベリック以来のファンである。息子にジェームズ・ガーナ―のカッコよさが分かる。まともに育っているなと安心したものである。

 その後のことだと思うが、今度は原田芳雄がカッコいいと言う。確かにカッコよかった。
 
 息子とはほとんどを話しを交わしたことはないが、息子の好みを知るのも面白い。息子の好みを知るだけで、直接聞いたわけではない。

 親は高齢になり、子供たちは壮年になり、孫たちは成長する。
 息子の思い出がジェームズ・ガーナ―と原田芳雄というのもちょっとさみしい。

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