古来稀な歳から7年も長生きしたから喜寿というのだろうと思っていたがそうではないらしい。
喜寿は、喜という字の草書体が七を重ねた㐂と書くから喜寿としただけのことで、喜ばしいとかラッキーセブンといった意味はないそうだ。
八十や八十八を傘寿、米寿と呼ぶのも字が似ているからということで、白寿に至っては百に1画足りない九十九歳のことをいうことになっている。つまらないなぞなぞのようなものである。寿という字をくっつけて、かろうじておめでたいことになっている。
ということであるから私も喜ばれて77歳になったわけではなくラッキーでもない。気がつけば後期高齢者真っ只中である。
きのう久しぶりに家内とレストランに行った。4,5日前、いつも行く青梅の蕎麦屋の帰り道に見かけたステーキレストランである
交通の不便なところにあるが創業38年だそうである。以前は周辺に大手電機会社の工場などがあり、接待等で潤ったらしい。
なかなかの客対応と味であった。しかし目の前で料理をするから塩、コショウ、バターなどの量が判る。家では使わない量である。おいしい訳だと納得しつつ、ご亭主の見送りを受けて店を後にした。
季節外れという言葉を毎年聞く。季節外れは昔からあったが、いつもと違うことを季節外れと言ったものである。いまは季節を問わずいつも季節外れである。
今年もまだ2月半ばというのに4月とか5月並みといった暖かさが続いている。これだけ毎年春でも夏でも季節外れが続けばもはや外れではない。
世の中、季節が外れるだけでなく、何もかも外れてきたような気がする。どう考えてもおかしいと思うことがまかり通っている。おかしいことを是正するということがない。是正してしまったら元も子もなくなるといった感じである。
自民党もひどい。松野さんも二階さんも盛山文部大臣もひどい。プーチンもトランプもひどい。
バイデン大統領の若い頃の写真を見ると実にハンサムである。人の顔が歳と共に変わっていく経緯がよく判る。81歳で大統領。少し荷が重すぎるのではないかと思う。
少し前までは10年先あたりを考えたものだが、この頃は3,4年先ということが気になってきた。
喜寿は㐂寿でもいいが、危寿ではなくせめて希寿であってほしい。(了)
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