右折は事故が多い

つぶやき

 日本の社会は「それを言っちゃあ、おしまいよ」という社会であ
日本には
お終いになってしまうことがたくさんある。地震、噴火など天変地異だけでなく、高齢化社会、財政破綻など、誰もが知っていることであるが、しかしみんな口には出さない。

 しかし最近は
「それを言っちゃあ、おしまいよ」ということを公然と言うようになってきた。それは天災とか日本の社会の行く末のことではなく、日本の保守化に関してである。保守化と言っても漠然としているが要は右傾化ということである。
「それを言っちゃあ、おしまいよ」とことをお終いではなく始まりにする、という意志がはっきりと出てきた。

 いまさら日本人論でもないが、日本人とは何なのか。日本という国に対するイメージを明確に持てない。

ほとんどのほとんどの人が信仰を持たない。
天皇陛下は日本国民統合の象徴とされているが、
人が人を象徴することを説明できない。

愛国という言葉はあるが、日本人には愛国の意味
分からない。
 ひとつの家族による支配が260年続いて、天皇による支配が80年。アメリカによってもたらされた民主主義の社会になって80年。
 国民が主体となって社会の在り方を決めたことが一度もない国である。

 かつて日本が行った戦争はどういう戦争だったのかがハッキリしていない。
どんな戦争であったにせよ、
負けたにせよ、国民にとってはその戦争が正義のための戦争であってほしい。

戦後の教育は戦争についての評価を一切しなかったように思う。戦争に負けてしまったが、新しい社会を創ろう、というスローガンだけであったように思う。

正義のための戦争であったことを説明すべきであったが、アメリカに占領され、教育まで統制されたから、説明することができなかった、ということであろうか。

 現憲法を、進歩的学者と言われる人たちが、国会の手続きを踏んだまぎれもない自主憲法だと主張しても、やはりアメリカの押し付け憲法であることは否定できない。

現憲法が制定された昭和20年代には、自主憲法制定の動きが早くも始まっているが、現在まで、国民にはあまり自主憲法を制定しようという機運が浸透しない。

「自主憲法制定」誰でも賛成しそうなスローガンであるが、なぜ気運が高まらないのであろうか。

 保守系の人たちの主張は、進歩系の人たちの主張と比べて明快である。
 外国の脅威から日本を守るため軍備を拡張する。有事に対応するため私権を制限して公共を優先させる。国に反対する勢力は壊滅させる。

主だったことはこんなところだが、間違ったことを言っていると
思わない。
 中国や北朝鮮危険が迫っている。安倍さんの言っていたことは間違いではない。

 田母神俊雄という元自衛官であった人日本学術会議に対して国家安全保障を邪魔する組織であるから廃止すべきであると述べている。
こんな
組織年間10億の予算を与えていることは許しがたいということらしい。田母神氏の言うことが事実であるならもっともな意見である。

確かに国の在り方がハッキリしないうちに、進歩的勢力なるものを野放しにしてしまい
その力が大きくなったかもしれない。

 今後も保守的動きは勢いを増すことと思う。
 日本は神の国である。中国や韓国などにいつまでも気を使う必要はない。
強制徴用というが朝鮮人は日本で働きたくて自ら日本に来たのではないか。強制徴用などしたこともないし、慰安婦なども日本軍が求めたものでもない。
南京虐殺など作り話である

 ブログなどを見ていると、こういう考えに賛同する人が多いことに気が付く。

 それに対し、進歩的考えの今後は難しそうだ。進歩的考えというものが分かりにくい。明確でない。行動してもそれが続かない。旧社会党や民社党の惨状を見ると、国民に利益を与えない政党のもろさというものを実感する。

現在の野党などは、日本の社会の在り方に対するビジョンなどは持っていないのではないか。国民が求めるものはお金である。主義主張ではない。

 日本はっきりしない。アメリカのトランプが大統領選に勝利したとき、安倍さんは就任式を待たずに当選祝いにアメリカに出かけた。トランプの娘にまで愛嬌を振りまいていた。そこまでしなければならないのだろうか。

 どうもそこまでしなければ日本は立ち行かないらしい。日本はアメリカの子分になり続けるしか存在することができない国なのだ、ということは定説であるらしい。

日本という国が情けなく思える。外国の宗教団体にと
り込まれて、国民の財産が持ち出されるというのも、こういうことが原因だと考えるべきである。

 進歩的考え方が社会にとってなんの役にも立たないと批判される時代が来ると思う。
今まで口にしなかったことが口にできるようになってきた。野党の衰退、政府を批判してきたメディアの凋落。日本学術会議など売国奴などと言われている。

 保守になることは悪いことではない。ただ本当の保守は生まれるのであろうか。
交通事故と一緒にする気はないが、右折は事故が多いという。よほどの英知が集まらなければ、保守は単なる既特権の保護集団になってしまう。(了)

 

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