台風10号はかなり深刻である。どこに上陸するかはまだはっきりしないが、列島のどこかに来ることはほぼ間違いない。
ここ何年もの間、我が住む県はほとんど台風の被害を受けなかった。
いつも台風が来なかったことに安堵して秋を迎えたものだったが、今度は最悪、進行方向の東側になりそうである。
台風が来て、じっと我慢していれば行ってしまうならいいが、最近の台風は猛烈である。スカートがめくれるくらいなら結構なことだが、屋根がめくり取られては面倒なことになる。
やはりコメが足りないらしく、値上がりもしているらしい。
今の若い人たちはどうなのか知らないが、昔の母親は、米櫃に米があれば安心と言ったものである。
災害時にはやはり米ということか。昨日のテレビで新米を手にした若い母親らしき人が、「これで安心です」と、カメラに向かって嬉しそうであった。
日本人は災害時でもパニックを起こさない。外国記者たちがいつも驚くことである。
しかし買いだめは実に素早い。パニックと買いだめはもちろん違うが、「自分さえよければいい」というのは、買いだめのことである。
東北大震災の時、韓国人の記者が避難所にいる子供にバナナをあげたが、その子はそれを食べることなく避難所の食料品棚に置いた。
韓国人記者はそれを日本人の高い精神性と報じたそうだが、子供はお腹が空いていなかったのかもしれない。
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