古傷も場合によっては命取り

つぶやき

 松本人志の事件も記憶が大分薄らいできた。このブログに初めて書いたのは去年の1月のこと。以来タレントのスキャンダルとして中居正広、石橋貴明、国分太一と続いた。みんなテレビ界の大物と言われる人だから騒ぎも大きいものだった。

 しかし松本人志のセクハラ事件というのは2015年のことらしい。ずいぶん昔ということでもないが、10年近くも経って掘り返したことになる。

 中居正広のセクハラ事件の調査によって、いわばとばっちりを受けたような人がいる。元フジテレビの取締役であり、BSでプライムニュースという番組のキャスターをしていた反町理氏。

 女子社員に対するハラスメントがあったようだが、それは18年も前のことだったらしい。

 その報道がされた時点で番組出演はなくなったが、最近その時の思いをネットで語っている。

 中居正広を巡る問題を調査した第三者委員会がまとめた報告書に、2006年頃の反町氏による後輩の女性社員2人へのハラスメント行為が認定されていた。

 反町氏は、「18年前のことが今回の中居事案を分析するうえで特筆に値するという第三者委員会の見立てには、正直少々驚いた」と述べている。
 
 そうだろうなと思う。18年も前のこと、それにその際会社から処分も受けていたらしい。問題はとっくに終わっていたはずである。
 
 「第三者委員会報告書にあそこまで書かれた以上何らかの処分は出ると思っていたが、会社の判断としては嘱託契約は6月末で打ち切り。処分はしないが契約はもう結ばないという結論となった」

 「それを聞いた時点で、自分で今後の道は考えていかなくちゃいけないという覚悟が決まった」と自身の胸の内を明かした。

 フジテレビの取締役で、人気ニュース番組のキャスター。女性社員に対するハラスメントでそこまで責任を問われなければならないのだろうか。

 あれほど華やかに政治や経済や世界を語った人である。中居正広の失脚とはレベルが違う。フジテレビのみそぎに利用されたようにも見える。

 反町氏は61歳。人生これからのときだった。人生本当に一寸先は闇であることもある。

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