勝手に大相撲

つぶやき

 大相撲というのは、相撲をやっていた人達が運営している。たいしたもんだと思うが、そう思うのはお相撲さん達に対して失礼なことであった。
 
 横綱や大関経験者が場内係などをしているのを見ると、「?」という感じになる。
 神前で奉納土俵入りができるのは横綱だけ。その人がジャンパーを着て場内係とは、ひどいと言えばひどい。

 千日回峰行を達成した行者は阿闍梨として宗門からも民衆からも尊敬を受ける。相撲と千日回峰行を一緒に語れるものではないが、思いつくままに書いているのでそういうことになる。
 
 お相撲さんが現役を引退して、親方とかいう立場で食べていける人はどのくらいいるのか。他の競技選手に比べると多いような気がする。
 
 お相撲さんは十両にならないと給料がもらえないらしい。給料をもらえないまま引退するお相撲さんもいるということなのか。

 引退したお相撲さんはチャンコ屋になるのだろうか。野球の選手はスナックが多かった。みんなうまくいかない。

 親方になるには年寄株というものを買わなければならないらしい。数が限られているから、現在では億単位になるという。 

 親方を定年で辞めるとき売却して、まとまった金が入るということらしい。相撲は古くからの興行であるから講の発想がある。

 外国人力士で相撲に残らなかった人が何人もいる。思いつくだけで朝青龍、把瑠都、栃ノ心、日馬富士、なんとなく判る気がする。

 白鵬の退職会見をちらっと見たが、協会に対する恨みつらみはなかったようだ。みんな大人ということになっているらしい。
 
 大相撲のすべての記録を書き換えた不世出の大横綱。と同時に、全く上の指示に従わない性格。
 
 あんなのに協会に残られたら厄介だ、という危機感が協会にはあったはず。
北青鵬の暴力事件。これさいわい、ということか。

 二宮清純さんによれば、弟子の不祥事で部屋が取りつぶしになったことは過去一度もない、ということである。

 神にも由来するという日本の相撲道が、原っぱのモンゴル相撲にとってかわられては、伝統も権威も格式も踏みにじられたようなもの。

 異端。最近あまり聞かない言葉であるが、「異端は許さない」と、昔から使われてきた言葉である。

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