二階元幹事長のテレビに映る姿は、老醜以外のなにものでもない。
「あんたもいずれそうなるよ」と記者に言い返したが、自分の老醜に気づいているらしい。
老は醜ではない。二階氏の政治活動が、老を醜としたのである。
麻生氏と共に晩節を汚してしまった。
二階氏を伝える膳場キャスターがあでやかである。
まるで女優さんのようである。50歳になる女性が、これほどの若さと美貌を保てるとは信じられることではない。
しかし政治不信を伝える女性キャスターの若づくりメイクは、なにか空虚で場違いなものを感じさせる。化粧のりと、ヘアースタイルにしか関心が無いように見える。
醜と艶。きのうのTBS報道特集。ニュース番組というものはこういうものであったか。
小林製薬の紅麹サプリに関連して5人の死者が出た、と報じられている。
健康のために飲むサプリで命を落とす。あり得ることである。
販売会社は健康のために作っているのではなく、儲ける為に作っているからである。
私は、サプリなどというわけの分からないものは口にしないから関係ないものと思っていたが、口にしているものがあった。
入れ歯洗浄剤である。小林製薬の会社名がある。もう何年も使っているから腎臓障害を起こしているかもしれない。
小林製薬という会社は日用雑貨品から医薬品まで販売しているらしい。男性機能のサプリもこの会社の製品ではなかったか。
本当に効くなら買ってみようかと思うことがあったが、飲まないでよかった。
紅麹は腎不全を起こすらしいが、男性機能サプリを飲んでいる人はどういうことになるのだろうか。とんでもないような効果があったかもしれない。
薬は飲むリスクと飲まないリスクの大小による。
75歳くらいまで薬を日常的に飲むことはなかったが、半年くらい前から降圧剤や血糖値の薬を飲むようになってしまった。
早い人では40代くらいから飲み続けなければならない人もいるようだ。そのような人に比べれば、長期間薬のリスクにさらされることはない。こういうのも不幸中の幸いというのだろうか。
薬による体への負担はまず腎臓にくるらしい。血液に取り込まれた異物を濾過する中で腎臓に大きな負担がかかる。それに耐えきれなくなると腎不全となり、人工透析ということになる。
人工透析をしないで済むような薬はないらしい。そのうちそういう薬もできるのではないかと思っていたが、専門医師に聞くと不可能なことだという。
安倍派のキックバック問題で話題になっている森喜朗元総理も、人工透析をしているらしい。人工透析をすると長生きできないという話があるが、そんなことはないようだ。
ただ病状を改善するためのものではないから、人工透析を止めれば命にかかわることになる。森さんは膀胱がんと肺がんもやっている。いろいろと言われながら政治生命も長いが、寿命も長い人である。
病気になってみて、人間の体というものは良くできているものと思うが、ひとつバランスを崩せば面倒なものであることも良く判る。
これ以上面倒なことをすることなく寿命を全うしたい。(了)
コメント