信用していいのか

つぶやき

 私のブログで「警察官」を検索したら30件近く出てきた。
 家族の方に警察官がいる人には申し訳ないが、私は警察官という職業が嫌いであるから、ついついテーマとして取り上げてしまうのである。

 あまり警察官のことを書くと逮捕されるかもしれないのでやめた方がいいが、やはり警察官という職業はなにかいびつさを持っている。

 息子が高校1年生の頃、近所の公園で中学時代の友達とサッカーかなにかで遊んでいるときに警察官が来て、「学生証を見せろ」、ということになった。
 近所の人から、若者がうるさく遊んでいるという通報があったらしい。夜の8時頃のことである。

 息子たちは学生証を見せた者もいたが、持っていなかった者は住所と名前を書きとられたということであった。
 警官は、人様に迷惑をかけるな、というようなことを言って帰っていった。

 その話をその夜聞いた私は、翌日警察に行き、私の子供たちに学生証の提示を求めたようだが、どのような法的根拠によるものなのか。子供たちの行動にどんな差し迫った危険があったというのか、と説明を求めた。

 説明の場に現れたのはまだ二十代初めのような若い警察官であったが、私の問いに何も答えない。

 私は続けて、彼らは一流大学の付属高校生たちである。みんなそれなりのインテリジェンスを持っている。そのへんの高校を出て、警察官になったような者とは違うのだ、ということまで言ってしまった。

 若い警察官はそれでも何も言わない。年配の警官が、「色々あるでしょうが、こちらも住民から苦情が出れば対応せざるを得ないので」、というようなことを言ってお開きにしようとした。
 私も何も答えないということは少しは反省したものとして、それ以上の問答はやめることにした。

 以前警察官のなり手がいないということがあって、あまりレベルの高くない高校生が数多く警察官になったという話を聞いたことがあった。警察官も、倒産の心配のない地方公務員ということになるのだろう。

 社会のことをまだよく分かっていないような若い警察官が、という言い方をよくするが、社会のことを分かっていようがいまいが、若かろうが歳をとっていようが、そういうことではない。

 拳銃を身につけて、人を逮捕できるという権限を持っていることが、人間の意識にどのように作用するものなのか。非常に危険なことである、と私は考えているのである。

 驚くことに、警察官は逮捕した犯人に愛着を持つ。「奴はそんなに悪い男ではない」
 ところが、犯罪を行うこともない一般の善良な市民を、「あんたたちだっていつ悪さするか分かったものではない」と見ている。

 そういうものの見方をする職業であるから、警察官は危険であり、私は嫌いなのである。

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