「女性は子供を産んで一人前」という類いの発言がむかしから現在までずっと続いている。
今年2月の福岡・宮若市長の、「女性は子ども3人産んで一人前」。
古くは柳沢厚生労働相(当時)の女性を「産む機械」。
菅義偉官房長官(当時)が「たくさん子供を産んで国家に貢献してくれればいい」。
麻生太郎氏の「子供を産まなかった方が問題」
作家で日本保守党の百田尚樹代表が少子化問題で、「若い娘にどういうふうに子どもを産ますかやね」、「女性は18歳から大学に行かさないとかね」、「25歳を超えて独身の場合は生涯結婚できない法律にする」、「30超えたら子宮摘出する」。
「そうしたらみんな焦るで」、とユーチューブで発言したらしい。
「小説家のSFと考えてください」と念押ししたうえでの発言であったようである。
当然炎上し、「私の表現のドギツさは否めないものがありました」、「聞いた人が不快に思うことで発言を撤回して謝罪します」と述べたらしい。
表現が悪かった、聞いた人が不快に思う、ということで謝罪したとしても、「そういう考えをもっている」ということは撤回とか謝罪とかで無くなるものではない。
百田氏はお見受けしたところ、知性派作家と言うよりは無頼漢という印象がある。
少子化問題における発言は、彼にしてみればいつも頭の中にあるものを口にしただけのことではないだろうか。
「30超えたら子宮摘出する」という発言をしたとき、同席していた日本保守党の事務総長を務める女性ジャーナリストから、「やめなさい」とストップがかかったらしい。ストップが無ければ延々とこういう話を続ける人であろう。百田氏の頭の構造が良く判る。
この人が「日本保守党」を名乗ることに危惧がある。本が売れればいいというだけで、本の題名に「海賊」というアイキャッチをつける人である。真の保守を見定めなければいけない。
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