ポルノ女優と関係を持ち、選挙に不利とみて口止め料を払い、それを弁護士費用として不正な会計処理をした。
こんな男がかつてアメリカ合衆国の大統領であり、また大統領になるかもしれない。アメリカとはこんな国であったのか。
裁判で有罪評決を受けたが、大統領経験者としては初めてのことらしい。
起訴された罪状すべてが有罪とされ、34回の「ギルティ」が法廷に響いたと新聞は報じている。
トランプなるこのアメリカ前大統領には、知性も理性も正義もなく、あるのは、醜悪だけである。
プーチンは殺人行為を止めない。中国や北朝鮮の援助を受けながら殺戮を続けている。核の脅しも頻繁に行うようになった。
ウクライナ侵攻をネオナチを理由として始めたが、ナチであるのはプーチンである。
米欧の経済制裁がハッキリしない。侵攻を始めたとき、バイデンは経済制裁で応酬したが効果があったとは思えない。バイデンは昔ながらのカッコマンだ。
現在のロシア国内の状況が全く報道されていないから分かりようがないが、プーチンは圧政を敷いている。
ロシア法務省は5月31日、動員兵の帰還を求める運動を行っている女性団体と、平和主義を掲げて大統領選への立候補を届け出ていた元市議会議員を「外国の代理人」に指定した。
「外国の代理人」とはスパイということ。スパイ罪はどこの国も重罪にする。
夫や息子の帰還を願う女性たちがなぜスパイなのか。
こんなことがロシアでは行われている。プーチンは誇大妄想にとらわれているのではないだろうか。皇帝になった気でいるのだろう。この男もギルティである。
日本の政治資金パーティー裏金事件の政治家たちは、ギルティの評決を受けることもなく、反省もせず、政治資金規正法の改正手続きを行っている。
政治家たちが自分の首を絞める法律を作るはずがない。公明党がうまく立ちまわり国会成立へ、といういつものパターンだが、不正の温床はそのままではないか。
政治資金規正法という法律は国会で決めるものではなく、今はやりの第三者機関なるもので定めるべきだと思うが。
円安が止まらない。円安とは、輸出企業は儲かり庶民は物価高に苦しむ、ということである。
日本は食料品から電気まですべて輸入に頼る国。今月からまた電気代は上がる。来月も上がるらしい。
値上げなどせず税金で補填すべきだと思うが、国民が享受する利益はすべて国民が負担するというのが政治であった。では税金は何のために使うのか。こんな政治なら馬鹿でもできる。
「悪夢のような民主党政権」から日本を救うのがアベノミクスであった。
低金利政策が続いているが、金利が安ければ住宅ローン利用者はありがたい。不動産屋たちも低金利で住宅が売れるから景気がいい。
しかし以前は5,000万円の預金をすれぱ利息で食べていけた。今では信じられないことである。
銀行などはどうなのだろうか。金を貸しても儲からないということである。
銀行が儲からなくていいのだろうか。銀行が金を貸して儲ける時代は終わった、という話もある。
銀行が金を貸さなくなったら何をやるのか。銀行手数料の値上げはひどいものである。預金が欲しいときとは雲泥の差である。
素人が考えることではないが、「低金利政策からの脱却」とか「国の借金」とかいう言葉を聞くと、やはり何か問題を置き去りにしているのではないかと思う。
返さなくてもいいという借金というものが本当にあるのだろうか。
安倍さんも黒田さんも、経済政策に関する評決はまだ出ていない。
ギルティかノットギルティか。日本には陪審員という制度がない。何ごともうやむやしておくのが日本の文化である。
唯一ハッキリしているのは、黒田さんが多額の退職金を手にしたことである。
しかし日本でポルノ女優との不倫がバレれば政治家失格である。相手がポルノ女優でなくても同じであるが、アメリカは大統領に立候補できる。
この違いはなんなのか。日本がまっとうな社会ということではない。(了)
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