今日から6月。6月が過ぎれば今年も半分終わり。いつも思うが夏が終われば1年が終わったようなものである。
ヨーロッパは6月が一番美しい季節らしい。緯度を見るとイギリス、フランスは北海道より北にある。北海道の桜が散る頃に、ヨーロッパは春を迎えることになる。6月はヨーロッパの春なのだ。
6月と言えば梅雨。人によってはアジサイ、ボーナス、ジューンブライド。
雨が多いのに水無月という。祭日が1日もない。
どうして梅の雨なのか。どうしてつゆと読むのだろうか。梅の収穫期であることは間違いない。
立夏は5月の始めだが、6月は夏に至る月になる。昼が一番長い季節と言われるが、8月あたりの方が長いような気がする。子供の頃いつまでも遊んでいた記憶があるからかもしれない。
父の日がある。母の日はカーネーション、父の日はバラだそうである。父の日の由来は、母が早く亡くなり、何人もの子供を一人で育ててくれた父親に対する感謝だという。アメリカで始まったようだ。
母の日は父がいても母の日であるが、父の日は母がいないと父のありがたさが分からないということである。
まあ確かに子供に感謝されるような父親ではなかったからしかたがない。
雨の多い時にアジサイは盛りを迎える。不思議と言えば不思議な花である。
去年家内が黒い葉のアジサイを買ったが、今年は咲くだろうか。花の知識はないが、新種は他の種と交ざりやすいという話を聞いたことがある。
「冷やし中華はじめました」という貼り紙を見かける季節でもある。このフレーズはもはや風物詩として定着している。
むかし高田馬場にあった揚子江という店で食べた冷やし中華には感動した。
これほど美しく色鮮やかに盛る料理が他にあるだろうか。
「冷やし中華終わりました」という貼り紙は見たことがない。しかし冷やし中華は終わってしまうのである。冷麺は1年中あるのだから、冷やし中華も1年中あってもいいと思うがなぜなのか。
6月は不思議の多い月である。
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