人間関係は「損得」と言うが、「得か得じゃないか」ということではないだろうか。どっちでも同じではないかとも言えるが、ちょっと違う。損であれば人は最初から関係を持たない。
得であったが得でなくなれば人は離れていくし、得でなかったが得になれば人は寄ってくる。
人生手のひら返し。これほど誰もが身をもって経験する言葉も珍しい。それだけ人間の本性に根差しているということであろう。
このところ手のひら返しばかりである。もちろん兵庫県知事選挙に関してのこと。
思わぬ斎藤知事の再選。これほど素早い手のひら返しは滅多に見られるものではない。
吉村大阪府知事、机バンバンの谷口芳紀相生市長。それに裏切りトリオと呼ばれる3市長たち。
みっともないと言えばみっともないが、政治とは常にそういうものであった。
しかし「手のひら返し」がどうして一般に理解されているような意味として使われるのだろうか。字面が平易な割には意味する内容が悪い。
手のひらを返すことは簡単なことであるように、人は簡単に人に媚び、また裏切るものである、ということなのか。
コメント