都知事選は、「赤いキツネと緑のタヌキの戦い」と言うらしい。
小池さんの緑は分かるが、蓮舫さんの勝負色は白なのになぜ赤なのか。共産党の支援を受けているからだろうか。
色はどうであれ、即席めんのメーカーにしては願ってもない宣伝である。
蓮舫さんが共産党の支援を受けることはまずいことかもしれない。「共産党=とんでもない」、という認識がこの社会には定着しているからである。
共産党もいつまで「共産党」をやっているのだろうか。本気で革命などをする気なのだろうか。
小池さんの学歴詐称問題は、カイロ大学が卒業したと言っているのであるから、それが虚偽のものであることを立証しない限りらちがあかない。
学歴詐称問題は、一国の首都の知事に関することである。解明を進めればカイロ大学を疑うことであり、日本の都知事がエジプトに弱みを握られたことになるかもれない。事実の判明は小池さんが政治から引退してからのことになるのではないだろうか。
改正政治資金規正法が成立した。裏金問題で総理大臣が謝罪し、将来に禍根を残さないように政治資金規正法の改正を行いたい、と言っていたことであるが、具体策はすべて先送りのようだ。識者の指摘は、ザル以外のなにものでもないという。
問題を先送りにすれば、「国民はすぐに忘れる」ということで何もなかったことになる。国民をなめているのだが、国民だっていつまでも覚えているわけにもいかない。だからいつまでも国民はなめられることになる。
このところ自民党は選挙に弱い。国民は「すぐに忘れる」ものであるが、1、2ヶ月くらい前のことは覚えているからである。その間に選挙を行えば負けて当然である。
自民党内部には危機感が漂っているという。政権を失う可能性もあるという。
自民党には組織票という揺るがぬ地盤があるのに、なぜ危機感が生まれるのか。組織票が離れるということはないだろう。
裏金問題を国民が忘れるにはかなり時間がかかる、と認識しているようだ。
自民党の危機感とは、政治に無関心な人たちに関心を持たせてしまった、ということであるらしい。あまり選挙に行かない人たちに、行く気にさせてしまったということである。これは自民党にとってまずいことなのである。
自民党にとっての不祥事とは、投票率が上がってしまうような事件を犯すことである。投票率に関係のない事であれば、何をやってもいいのである。不倫だろうが学歴詐称だろうが、使い込みだろうが何でも構わない。
ただ政治家だけが儲けている、ということについては国民は敏感であり、なかなか忘れない。これはなんとしても避けなければならない。
投票率が上がれば負けてしまう政党が、日本の政治を長く担っている。選挙民は賢いのか愚かなのか。どう理解したらいいのだろうか。
ヒマにまかせていろいろ思いをめぐらすが、言ってしまえば誰が都知事になろうと、政治資金規正法がどのように改悪されようと、我が人生には関係がない。
スケバンとかおニャン子とかいうタレントが政治家を名乗っている国である。よくなるはずがない。
偏見だというかもしれないが、偏見に責任はない。偏見させる者に責任がある。
なんとか間に合ったという人生を送っている。このまま逃げ切れるかもしれないと生活している。だから政治などのことで煩わしい思いをしたくないが、政治批判も気分転換、判った気でいるだけでも精神衛生にはいい。
大谷が打てばさすがと思うが、チャンスに凡退すれば、何をやっているんだと腹が立つ。大谷のフアンとは言えない。(了)
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