広瀬めぐみ議員の逮捕はないらしい。
同じような秘書の給料詐取事件を起こした辻元清美氏は逮捕され、執行猶予の付いた実刑判決を受けている。
広瀬議員の場合はかなり悪質だというが、検察庁のトップが逮捕に乗り気ではないと報じられている。
検事総長はこの6月に就任した畝本直美という女性である。我が国初めての女性検事総長となった。
「彼女は巨悪と闘う検事というより、政権の顔色を窺う官僚的なタイプ」と週刊誌は評価している。在宅起訴で済ませるようだ。
兵庫県の斎藤知事のパワハラ問題が、連日テレビで大きく扱われている。部下への暴言だけではなく、手土産の要求のことまで話題になっている。
こういう問題があるといつも、「東大まで出た人がなんでこんなことを」と思う。
東大と手土産は関係がないことに気がつかなかった。
人間の行動を動機づけるものは教養でも理性でもなく、性分であった。
広瀬議員も畝本検事総長も斎藤知事も、どんなに社会的名声や権力を手にしても、行動の根本は性分である。性分が問題を起こす。
人を見定めることは、性格ではなく性分を見極めることである。
性格は変えられるが、性分は顔形と同じように変えられるものではない。
というのは昔の話で、今はいくらでも顔を変えることが出来るが、どのような顔にするかは、やはり性分で決まるようである。
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