5月が終わる

つぶやき

 コメ騒動とともに5月が終わる。
 「コメは買ったことがない。売るほどある」
 「1年経てば動物のエサ」
 政治家は口を開けば失言。

 2,000円前後の備蓄米が6月を待たずに今日から販売された。雨の日長蛇の列。
 買えない人のほうが多い。

 古古古米は脂の酸化により味が落ちる、とメディアは評価。
 小泉大臣は「少し硬いがおいしい」とパフォーマンス。
 側近が整腸剤を持って待機していたかどうかは明らかにされていない。

 安く買えてとても助かると言う50代くらいの男性。
 どんな味なのか一度くらいは食べてみたいと言う60代くらいの女性。
 50代の男性は真面目そうな人だったが、60代くらいの女性はエラそうな人だった。

 一度だけ田植えの経験がある。母の郷里の茨城でのこと。
 思いのほか田んぼ温かいが、ずぶずぶと足元は深い。
 楽しい思い出、ということではない。

 トランプの関税騒動。ハーバードへの嫌がらせ。
 ニッサン2万人の人員削減。工場閉鎖。
 豚骨ラーメン店の倒産。

 3人の知り合いの死を知る。
 人間は生き延びようという本能があるだけで、生きることには意味がない、と言う、ある学者の言葉に感心した。
 
 しかし長年連れ添った妻を失った人を見ると、生き延びようという気があるとは思えない。死なないから生きている、というようなうしろ姿を見かける。

 新緑の道はアッという間に深緑の道に変わっていった。

 「5月のバラ」という歌を聴く。歌詞の意味が全く分からない。カッコいい言葉を並べただけ。でもメロディーは悪くない。

 30度を超えたり、寒さが戻ったり。股引をはかなければいられない。
 5月とはそういう雑多な季節。

 世間にはいろいろあっても、家内の庭は今年も美しい花を咲かせる。
 今年もいい5月であった。

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