わずか30年くらいの間に何千人、何万人という人の命を奪う地震が何度も起きている。
関東地方には大正の大震災以来、壊滅的な地震は発生していないが、大正時代とは違って安全な都市になったのか、さらに危険な大都市になったのか、地震が来てみなければ判らない。
東京都の人口は1,400万人を超えている。区部だけでほぼ1000万人に近い。
近郊からの通勤者を含めれば、東京区部の昼人口はさらに数百万人は増えるはずだ。
避難所の数が足りるとか足りないとかのレベルではない。道路は寸断されることになるから流通は途絶え、餓死者が出るかもしれない。
正月の祝いの団欒を地震が襲った。目の前で妻や夫や子供たちが家の下敷きになっても何もすることができない。
阪神淡路大震災でも下敷きになっているところに火炎が襲った。この光景は何度も繰り返されるのが日本の宿命である。
話は変わる
自分に不利なことは言うはずはない。自民党はことあるごとに、「事実関係を精査してご報告いたします」、と言ってきたが、それを期待するのも愚かなことであった。
パーティ券のキックバック問題もうやむや。盛山大臣の旧統一教会との関係も記憶にありません、の一点張りである。
灘中、灘高、東大法学部と頭脳明晰な人であるらしいが、頭というものはこういう時に使うものなのであろう。記憶にないはずはないが、記憶にないと言われれば責めようもない。
政治が国民に呆れられることは自民党にとって有利なことである。自民党に投票する人は組織票や株で食べているような人たちだけで、浮動票はたまに気が向いて投票所に行けば野党に投票してしまう。
自民党にしてみれば組織票だけで勝つ選挙にしなければならない。そのためには政治に関心を持たせないことである。
政治に幻滅して投票など思いもしないという国民を増やさなければならない。
日本という社会に責任の所在というものがあるのだろうか。総理大臣が責任を取る社会ではない。
きのう日本の歴代の総理大臣という記事を読んだが、短期間で失脚した人が多い。何のために総理大臣になったのだろうかという人もいる。女性問題で失脚した人もいる。芸能界と変わるところがない。
プーチンが勝ちそうではないか。評論家や大学教授なる人たちは6ヵ月もすればロシアは敗退すると言っていた。最近彼らの姿を見ることがない。
どうやら支援国の支援疲れのようである。プーチンはガンでもパーキンソン病でもないようだ。メディアは何を報道してきたのだろうか。
唯一ロシアが勝つと言っていたのは疑惑のデパートといわれた鈴木宗男だけである。
要はプーチンが重要な病気にでもならなければ、ゼレンスキーに勝ち目はないということであろう。経済制裁などなんの締め付けにもなっていない。
プーチンの勝ちとなればこの先世界はどうなるのか。アメリカもNATOも十分判っているはずである。結束というものは結ぶということであるからほどけるものである。
自国に都合が悪いことがあれば戦争をする時代になってしまった。これはもう誰も止められないのではないだろうか。ルビコン川を渡ってしまったのである。(了)
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