秘すれば花

つぶやき

 長谷川町子さんはサザエさんより、意地悪ばあさんを書く方が楽だし、自分の性格に合っていると言っている。おっしゃる意味が良く分かる。

 このブログも暇にまかせて書いてきたが、読み手は私の家族だけと思って書いている。なぜ書くのかと問われれば、一応ネットに掲載されるという一種の締め切り感である。日記にはこの締め切り感はない。

 ランク付けがあるらしいが全く関心がない。自分のブログに広告を掲載するなど考えられない。

 最初の町子さんの話に関連するが、ブログを放言とか雑感などのタイトルにして書くことはとても楽である。文章を一つの物語的にしようとすると起承転結などいろいろ面倒で頭も神経も使う。物事は放談がいい。誰に迷惑をかけるわけでもない。

 言という字が付く述語を調べてみるとたくさんある。ブログのタイトルを今回は放言にしたが、このようなブログでも場合によっては名誉棄損罪が成立するかもしれない。
 世の中、善意と同じくらい悪意に満ちている。気をつけて書かねばならない。

 きのうは岸田首相の爆弾事件である。犯人を取り押さえたのは地元の漁師らしい。安倍さんのこともある。さほど度胸のいい人にも見えないから岸田さんも平常を装うのが大変だったであろう。

 犯人は弁護士が来なければ何も話さないという。国の代表者に爆弾を投げつけた男である。弁護士がいようがいまいが、なにか信念があるなら喋ればいいではないか。
 捕まってしまえば自分の言葉は社会に出ない。弁護士に頼るなど情けない男である。

 広島サミットは来月だそうである。さっそくこの事件を外国ニュースが取り上げていたが、日本はテロ国家として報道されていることだろう。

 娘家族がイギリスで生活していたときアジアに関するニュースは中国に関することだけだった、と言う話を聞いた。
 
 日本人は日本は大国と思っているが、ヨーロッパからすれば、ミャンマーの軍事政権と日本のテロの区別がつかないのではないだろうか。

 NHK党というのか正式な名称は知らないが名前を変えて、党首も変わったのか変わっていないのか、これもまた良く分からない政治団体が内紛を伝えられている。
 立花とかいう人は元プロのパチンカーであったらしい。やっぱり普通じゃない。
 
 WBC以来、野球人気は復調のようだが、やはり大谷選手の人気に負うところが多いようだ。
 先日気になる新聞記事があった。大谷選手が投手として本拠地で出場する時でも、観客はまばらであるという。大谷人気は日本で思うほど大きなものではないのかもしれない。

 巨人軍がなかなか成績を伸ばせないようだ。当然原監督の采配に批判が集まる。巨人は江川監督にすればよかったのである。
 長嶋さんもそうであったが、原監督は選手に自分の意志を正確に伝えることができないようだ。そうであればチームが強くなるはずがない。

 誰でも知っている加藤登紀子さんという歌手がいる。頭のいい人だと思っていたら、東大を出ている人であった。
どんな曲を歌えば自分が自分らしく見えるか知っている人である。
 さすが中村哲医師とも対談している。そんじょそこらの女性歌手には思いもつかないことである。

 永六輔さんにも同じようなところがあった。長くマスコミにいた人であるから、どんな話が受けるか受けないかよく知っていた人である。

 新井恵理那さんというアナウンサーが結婚するというニュースが大きく流れている。
 そんなに大きなニュースかなと思う。
 以前同じニュース番組に福田成美さんという人が出ていたが、最近全くテレビで見ることが無くなってしまった。新井恵理那さんより福田成美さんの方がいい。

 新井恵理那さんは、新しく始まった朝のニュース番組のメインキャスターに抜擢され、今まさに破竹の勢いであるが、以前より人相がかなり悪くなった気がする。

 古い名刺を整理していて、ある不動産会社の営業マンの名刺に、好きな言葉として「秘すれば花」と印刷してあった。
 どちらかと言えば体育会系の、本を読んだ事がないような風貌と行動の人である。
 そんな男がこの言葉をどう理解して好きな言葉としたのであろうか。

 秘すれば花。世阿弥の言葉として伝えられているが、世阿弥がこの言葉に託した意味は、「家法とか秘伝とかいうものはみんな嘘っぱちである。実は中身はなにもないのである。だから秘密なのである」ということである。

 この不動産会社の営業マン。この世阿弥のいう意味を知っていたのだろうか。確かに不動産販売などというものは「秘すれば花」である。(了)

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