朝が大分遅くなった。この頃は5時近くにならないと障子に陽がささない。今度の日曜日は秋分の日だが、高齢者には夜は短い方がいい。
自民党の総裁選立候補者全員が、演壇の前に並んで手をつないで写っている写真があったが、小林鷹之という人がとりわけ背が高い。茂木さんは意外と背が低い。どんぐりの背比べというわけではない。
小泉進次郎氏の人気に、急落とか、陰りとかいう言葉が出てきた。原因は「予想通りボロが出た」ということらしい。
しかし小泉進次郎氏ほど評価の分かれる人もめずらしい。
政界のサラブレッドとして早くから将来の総理と目され、芸能人並みの人気を得ながら、知的レベルが低いとか、討論に堪えられるような知識も能力もない、とこき下ろされる政治家は他にいない。総理になったら、「日本の国力の低下になる」とまで言われている。
「将来の総理」というのは党内の思惑や利害によるもので、「将来の総理」として期待されているから優秀な政治家であるということではない。
優秀でなくても選挙に勝てる人気があればいいだけのことである。
「知的レベルが低い」、「討論に堪えられるような知識も能力もない」というのは、第三者の観察による評価である。
そうであればやはり能力不足、知識不足というのが、進次郎氏に対する客観的に妥当な評価ということになる。
環境問題における受けを狙った「セクシー発言」がずっと尾を引いているようだ。
人気凋落には父親の小泉純一郎のこともあるらしい。
「自民党をぶっ壊す」と言った人だが、この言葉の無責任さに人々は最近気がついたようだ。
純一郎氏は原発反対を唱えていたが、それをやめたらしい。
電力不足が深刻な時に、政治家として無責任だ、という批判を無視できなかったようだ。そんな批判は百も承知のはず。そんなことで原発反対をひっこめるのであるから、人品いかなるものか推して知るべしである。
順風満帆であったはずだが、親子そろってどうも形勢がよくない。
進次郎氏には実はもう一つ、総理大臣になることのアキレス腱があるという。それは進次郎氏の能力のことよりもっと重大なことらしい。
妻滝川クリステルさんのことである。俄然興味が湧くが、内閣総理大臣夫人として彼女の何がアキレス腱なのか。
「彼女は自分が目立つ快感を知っている」
納得の小泉進次郎論である。
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