ムード歌謡コーラスの名歌手

つぶやき

 朝飯を食べながら新聞を見る。新聞は読むものだがこの時は見ることになる。食べながら新聞を見るのはいいこととはされていない。若い頃は家内に嫌がられたものだが、今では特に文句を言うこともなくなった。

 訃報欄で勝呂誉さんが亡くなったことを知る。85歳だった。

 この人知っているんだなあ、と思う。どんな映画だったのか、どんなテレビドラマだったのか全く覚えていないが、とにかく知っている人なのだ。清潔感があって健康的ないい青年だった。

 食事を終えてネットで見てみると、勝呂さんは大空真弓さんと結婚していた。とっくに離婚しているようだが、とにかく勝呂さんとか大空真さんというのは懐かしい人達である。

 同じ訃報欄に、木下あきらという人の名があったが、初めて目にする名前。記事を読んでみると、秋庭豊とアローナイツのメンバーであったことと、中の島ブルースのことが記載されている。

 「中の島ブルース」は、この種の歌の中で唯一聞いていてもイヤにならない曲である。40年近く前に買った「昭和の歌謡曲全集」というCDに収録されていて、それで知った曲であるが、歌の上手さにびっくりした。

 ムードコーラスというと変にニヤケた助平ったらしい歌手が多いが、「秋庭豊とアローナイツ」というのはなんとなく男っぽかった。と言ってもこのグルーフをテレビなどで見たことがない。

 ボーカルは秋庭豊という人が歌っているものと思っていたが、歌っていたのはこの木下あきらという人であったことをこの訃報で知った。

 とにかく「中の島ブルース」のボーカルはメチャクチャに歌がうまい。歌謡曲を少しは聴いていたが、木下ひろしという歌手の存在に気がつかなかったことはうかつであった。

 この曲を内山田洋とクール・ファイブで聴いたことがあるが、何といってもアローナイツの方がいい。ボーカルは木下ひろしと前川清の比較ということになるが、歌のうまさでは比較にならないほど木下ひろしの方が格上である。

 ネットには、私が知らなかっただけ、というように、木下ひろしさんの死去を伝えるたくさんの記事と、百をはるかに超えるコメントが寄せられていた。

 ムード歌謡コーラス。いい歌手もいた。昭和がどんどん遠くなる。

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