ホタルイカと地震

つぶやき

 現代ビジネスという出版社が、以前から南海トラフ地震や首都圏直下地震の壊滅的な被害についてネット上に記事を掲載している。
 
 2日ほど前には「ホタルイカの大漁は南海トラフ地震の前兆か! 各地で起こる不気味な揺れの正体」と題する記事を掲載していた。

 ホタルイカの大漁は地元にとって大きな喜びのはずだが、喜ぶどころか一抹の不安を抱えている、というのである。

 地元のベテラン漁師という人の話が紹介されていた。
 「イカ漁師の間では、大地震の前にはイカがよく獲れるってのは、有名な話さ。おらの親父も南海地震が起きた(1946年)は、イカが豊漁だったと言ってたな。能登半島地震よりでっかい地震がもうすぐ来るかもな」

 今年3月の富山湾でのホタルイカの漁獲量は、昨シーズンの16倍、1953年の統計開始以来最も多かったそうである。
 
 2011年の東日本大震災、さらに1995年の阪神・淡路大震災でも、直前にイカの漁獲量が大きく増えているという。

  これは偶然ではなく、今年4月に入り台湾地震や豊後水道地震などが起きているのは、マグニチュード8~9クラスの南海トラフ地震の発生が迫っていることを示すもので、日本崩壊は秒読みか、としている。

 南海トラフでも、首都圏直下でも、千葉県東方沖でも、大きな地震が差し迫っていることは日本人誰しも思っている。
 大地震が起きれば壊滅的な状況になることは、指摘されるまでもなく分かっていることである。
 
 さりとて、じゃあどうするんだと言っても、どうしようもないのが地震である。地震対策と言っても、何週間分かの食料や水を買いだめし、家具に転倒防止をするくらいのことである。
 自分のところは多分大丈夫と、根拠のない安心をして忘れることにするしかない。

 現代ビジネスの記事(週刊誌の転載のようである)を挑発とか扇動と言う気はないが、かなり思い切った記事を載せることが多いので一度調べてみることにした。

「現代ビジネスは胡散臭いし信憑性なし! 偏向報道の噂と評判」という記事が早速見つかった。
 
 読んでみると現代ビジネスは、プロフェッショナルの分析に基づいた記事を届ける新メディアであるとして、いい悪いの双方の意見を公平に並べながら結論は、正しい主張は誤解を受けやすい、というようなことで終わっている。
 胡散臭くないし、信憑性がないということはなく、偏向報道という噂も確認できなかったというのである。この記事は誰が書いたのであろうか。

 大地震は日本人みんなが心配していることである。本当にどういうことになるのだろうか。
 何年もかかる建物の工事計画などを知ると、この先しばらくは大地震は起きないということだなと思うが、考えてみると何の根拠もない。

 若い人たちには申し訳ないが、私の寿命もあと何拾年ということではない。わずかのことである。生きている間に家の倒壊だ、避難所生活だということは勘弁してほしい。()

 

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