何か月か前、カレーハウスのチエーン店で、待てど暮らせど注文したものが出てこない。
店の人に確認すると、「まだ注文をいただいておりません」とだけ言う。どうやらタブレット注文の仕方がまずいらしく届いていないらしい。
私は黙って店を出た。
客が店に入って、椅子に座って、間違ったとはいえタブレット操作をして、カレー待ちの顔を長い時間しているのだから、一言、「ご注文はなさいましたか?」の声掛けがあってもいいのではないか。
注文したのに届いていないなら、タブレット操作を教えてくれたってよさそうなものである。
店の人達は私と目を合わせることもなく、店を出ていくときもなんの声掛けもなかった。
ここは一番の店ではない。こんな商売をやっていては、そのうち客離れが生じるのではないか。
きのう同じカレー店の別の店で、私が注文を間違えた。ウィンナソーセージが2本乗っかっているようなカレーなど食べない。そんなものを注文するはずがないのに、店の人は注文の通りだという。
タブレットの表示から間違えないように品物を選ぶには、結構神経を使わなけばならない。スマホやタブレットに不慣れな高齢者は多いのだ。
スマホやタブレットによる注文がいつごろから始まったものなのか詳しくは知らないが、何年か前、たまに行く回転寿司屋に行ったらタブレットになっていた。
「客に手間暇かけさせやがって」と憤然として席を立った。
去年初めて《しゃぶしゃぶ食べ放題》という店に行ったが、ここはQRコードを読み取ってオーダーを行う「スマホオーダー」
こんなことをするなら出ようと家内をせかしたが、なんでもかんでも腹を立てればいいというのではない、という家内の言葉に折れて、操作は家内にまかせた。
「こんな店二度と来るもんか」と言って帰る高齢者は多いらしい。懐かしい昭和の言葉である。
しかしスマホやタブレットだらけになるのは時間の問題。連れ合いに先立たれた高齢者の朝めしは、牛丼屋の朝定食などに頼ることが多い。
高齢者は我慢して慣れるしかない。


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