「なぜ話し合いの途中でゲームをしている議員がいたのか分からない」
「議員として働く人としていいのかと思いました」
町議会の会議中スマホゲームをしていた議員がいて、議会見学に来ていた何人かの小学生が感想文の中に書き記した。
ゲームをしていた議員は、
「議場でゲームをしたのは事実です。ただ、本会議中にゲームをした事実は記憶がありません。小学生は見たと言っておりますので、私はその事実があったと認めます。ゲームをしていたというより画面を開いてみていたと思っています」
と言って謝罪した。
町議員は、宮城県大河原町議会 佐藤貴久議員。73歳。当選5回のベテラン議員で、議長経験もあるらしい。
上智大学法学部出身ということだから、地元土建屋の三男坊のような議員ではなく、インテリっぽさのあるような人らしい。
謝罪の内容がちぐはぐであるが、小学生に指摘されては答えようもないであろう。
大河原町町議会は辞職勧告決議をしたというが、そこまでする必要があるだろうか。「目くそ鼻くそを笑う」ではないだろうか。
わずか2万数千人の町の議会。議員数は15人だそうだが、ゲームもあれば、居眠りも有れば、海外研修も有れば、利権も有れば、のなんでも有りのはずである。
議員たちが大した仕事をしていないということではない。町には大した仕事がないのである。たいした議論をすることもない。ゲームでもしていなければ時間をつぶせないのであろう。
サッカー日本代表の佐野海舟という選手が、30代の女性に対する性的暴行の疑いで警視庁に逮捕されたと報じられた。
この選手のことは知らなかったが、日本代表と言えば大変な選手ではないか。どうしてそんなことをと思うが、いつでも、どこでも、誰でも、というのが性犯罪であった。
「最近の性犯罪」として検索してみると、連日の日付ごとに出るわ、出るわ、である。
「児童相談所の36歳の指導員が、一時保護した16歳の少女に暴行」
「元大阪地検トップが、部下の女性に性的暴行」
「警視庁の男性警察官が、性欲を抑えられなかったと少女に暴行」
「神戸の精神科病院で看護師が患者に性的暴行」
あってはならない性的暴行ばかりである。
忘れてしまいそうだが、性的問題と言えばジャニー喜多川の問題であった。その後どうなったのであろうか。
性被害者は女性であることが多いが、この事件の被害者は男性であった。
男性が性被害者になるということが一般的ではないからか、昔からジャニーズ喜多川の性癖は指摘されていたようではあったが表面化しなかった。
女性でも同じかもしれない。性被害を受けるのは女性にも原因がある、と世間は受け止めていた。
松本人志という漫才芸人の性被害問題もどうなっているのだろうか。
同意性交か不同意性交か。表現は露骨だが、問題の論点はハッキリしている。
しかし性事件には目撃者がいない。目撃すれば「のぞき見」として軽犯罪法の性犯罪になる。
性犯罪の立証は難しいものである。(了)
コメント