なんという正月だ

つぶやき

 365日地震のことを考えない日はない。若い頃から地震が嫌いであった。地震が好きな人はいないから地震が嫌いというのもおかしな話であるが、要は地震にとてつもない恐怖を感じるのである。
 家の中が幅1メートル以上にもわたって揺れるとはとんでもないことである。ピアノが飛ぶという。震度7ということにでもなればすさまじい光景になるのだろう。

 正月1日の大地震である。なにもよりによってと思うが、地震にしてみれば予定通りのことなのかもしれない。
 この寒空に家を失ってしまった。被災地の方々の無事を祈るしかないが、つくづく日本に住む日本人の宿命を思わざるをえない。
 首都圏直下地震も近いという。惨状が予想できるのが恐ろしい。

 地震発生後、NHKはしばらくニュースを続けていたと思うが民放はお笑い番組を続けていた。2日目に至ってはNHKもお笑い番組を放送していた。
 東京の放送局にしたら地方のニュースということなのかもしれない。
 東北大震災の時もそうであった。ただ見ているしかなかった。

 2日、日航機と海上保安庁の飛行機の衝突事故が発生した。あってはならない事故である。日航機の乗客乗員は全員脱出したようだが、海上保安庁の乗員は5人亡くなっている。
 過密の中での離着陸である。不注意が許される場ではない。警視庁は業務上過失致死傷容疑で捜査を開始するとしているが、専門家の調査が終わるまで引っ込んでいるべきだ。刑事責任より安全責任の方が先である。

 亡くなった方のご冥福を祈るなどと軽々しく言えない。
 悔しく苦しかったことと思う。と思う。

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