夕方5時過ぎて、酔いもまわり始めた頃、証券会社から電話があった。昼間女性社員から投資のセールス電話を受けたが、失礼な内容もあったので、その女性社員を注意した。電話は上司からのフォローということなのであろう。
「そちらも営業成績のため大変であろうが、以前から、金も無いし投資には関心がないと言っているのだから、何度もセールス電話をかけてくるのはやめてほしい」と伝えた。
電話の相手は「こちらの手違いで誠に申し訳ありません」と謝罪した。
何かのきっかけで証券会社に預けたお金がまだ残っているらしい。それを投資に回せということである。
年金と細々とした貯えで生活している高齢者が生活を守るのは、欲をかかないことである。
魚屋が来た。夕食も終わってからでは食べたい魚も思いつかない。
サンマが2.3日前より200円近く安くなったと家内が言う。以前なら200円もあれば1匹どころか詰め放題であった。
酔いが回るとアイスクリームが食べたくなる。昼間は我慢するが夜のアイスは格別だ。
「アイス買ってきた?」と聞くと、「買わないでいいと言ったではないですか」、と家内に言われる。そう確かに言った。昼間は血糖値など理性が働くのである。
「アイス買ってきた?」と聞いたのではない、「君を愛す」と言っただけだと言って、食卓を離れた。
2勝1敗と崖っぷちに立ったドジャーズ大谷選手は、「2連勝すればいいこと」といって、今日ドジャーズは勝った。
第5戦。大谷が投げて9回裏、満塁逆転ホームランで勝つ。そんなことが起こりそうな劇画的雰囲気が大谷選手にはある。
今宵も朦朧タイム。今夜は、「秋の夜は更けて」というメロディが浮かぶ。誰が歌った歌なのか、題名も知らないが、歌の中に、「幸せはここに」という歌詞があった。
そうなのだ。幸せはここになければ困る。歩行困難な高齢者は遠い幸せではたどっていけない。
幸せは朗々と歌うより、しみじみと歌う方が心に沁みる。
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