お笑い芸人の撤退

つぶやき

 今の時代、いろんな情報がスマホひとつで簡単に手に入る。それをあまりいいことではないという考えがあるが、簡単であることはいいことである。知識は苦労して身に着けるもの、というのは古臭い根性論のようなものだ。

 このところブログのテーマにしていたことがネットにある。お笑い芸人がどうして情報番組のMCやコメンテーターをやっているのか、ということである。
 私のブログに啓発されたのかと思うが、そうでもないらしい。

 カンニング竹山というお笑い芸人が、ニュース番組のコメンテーターをこの春から一切やめるという。この人確か髪の毛がもじゃもじゃの人ではないかと思う。

 情報番組のMCをしたりコメンテーターとして出演しているお笑い芸人には、私のブログに記載した恵俊彰さんの他に、田村淳さん、バナナマンの設楽統さん、メイプル超合金のカズレーザーさんという人たちがいるらしい。

 MCとはメインキャスターのことかと思っていたら、マスターオブセレモニーのことだった。

 以前から、「お笑い芸人は変にコメンテーターやMCなどやらんで芸を磨いた方がいい」という声はずいぶんとあったようだ。

 カンニング竹山という人が今後コメンテーターをやらないということの理由は、最近になって人々がネットを通して自由に情報を収集したり発信したりできるようになったことで、自分の役割が要らなくなっているのではないかと考えたからだという。そうだとすれば大した自信家である。

 2000年代後半頃から、情報番組のコメンテーターとしてタレントが積極的に起用されるようになった。

 政治・経済のニュースや社会問題を扱うとき、知識のある解説者だけでは堅苦しく見えてしまう。そのため、「普通の人にもわかる言葉」に変換する役割を、お笑い芸人に求めたのである。

 しかしその後のネット文化の発達は、彼らの存在意義を失わせていくことになった。「普通の人にもわかる言葉」に変換する役目は、ネットだけで充分な時代になったからである。

 もうお笑い芸人に番組の目線を下げる役目は無くなった、という事のようだ。カンニング竹山は時代遅れを痛感したのか、時代の変化に敏感だったのか。

 まあとにかくお笑い芸人がMCやコメンテーターから撤退するという事はいいことである。

 「あまり利口そうには見えないお笑い芸人の話でも聞いてやるか」という番組の取り扱いの中で、自らを落としてまで三枚目を演じることはない。堂々と本職のお笑い芸で三枚目を演じればいい。

 テレビもいい加減お笑い芸人を使って「分かりやすい番組を」などと視聴者をバカにした番組作りはやめた方がいい。

 お笑い芸人やタレントの人気に頼って、結局会社存続の危機を迎えるようになったテレビ局もある。アホな話である。

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