大谷選手の批判はしたくないが、しかしチャンスに打てない選手だということが、ハッキリしてしまいそうな現在の状況である。
「犠牲フライすら打てない大谷翔平、得点圏打率の低迷に監督が苦言&日本からも厳しい目…ファンの歓声がブーイングに変わる日」
といった記事も掲載されている。
日本時間8月12日、ドジャース対パイレーツ戦ではひどかった。4度得点圏にランナーがいる場面でことごとく凡退している。
きのうかおとといの、ベッツが復帰した試合では、チャンスに凡退し、次のベッツがホームランを打っている。
ロバーツ監督は「走者が得点圏にいるときに彼が球をミスするのは、得点しようとしてスイングが少し大きすぎると思う」と苦言を呈している。誰だってそう思う。
こんな程度の苦言で済んでいるのは、監督の恩情だと思わなければいけない。
大谷選手がチャンスに打てないのは今に始まったことではなく、開幕以来ずっとである。
日本のメディアは、ホームランを打ったとか、盗塁したとか大々的に報じるが、打つべき時に打たなかったことについては、ほとんど報道しない。
さよならのチャンスが何度もあったが、ホームでチームメイト全員に祝福される姿を見たことがない。ホームランもソロが多いのではないだろうか。
アメリカのメディアには、「大谷はヒーローになりたがっているだけだ」と書かれているようだ。彼は目だちがり屋なのだろうか。
大谷選手はチームバッティングをしていない。
相手のピッチャーもピンチとなればより慎重に投げてくる。それをホームランを狙ってのアッパースィングではあたるはずもない。
アメリカの選手は、ほとんどがフラットなスィングである。コンパクトに狙っている。
素直な翔平さんと理解しているが、野球スタイルは変えたくないということだろうか。チームの勝利のために貢献したい、というのが彼の信条であるが、まったく異なる結果になっている。
そのうちドジャーズスタジアムでブーインクが起こるかもしれない。
そんなシーンは見たくないが、このままいったら現実のことになる。(了)
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