ある指揮者の訃報など

つぶやき

 飯守泰次郎氏が亡くなられたことを昨日のネット記事で知った。写真付きで報ずるほど一般に知られた人であったろうかと不思議に思った。
 指揮者である。82歳ということであった。

 私は飯守泰次郎氏の音楽を、演奏会はもとより、ラジオ放送においても聞いたことがない。しかし氏の名前は忘れたことがない。
 なぜそうなのか、飯守重任氏のご子息であったからである。

 飯守重任氏(いいもり しげとう)は、昭和30年から40年代半ばにかけて裁判官であった人である。

 青年法律家協会に対する言動などから降格を受け、それを機に野に下り、終生右派の立場を堅持した人である。実兄は最高裁長官田中耕太郎氏である。

 裁判官としての飯守重任氏の言動は、革新的なメディアの批判の的となった。
 しかし氏にしてみれば、日本を革命集団から守るための当然の確信的行動のようであった。私は氏を批判するメディアの報道を正しいと思った。

 私が指揮者飯守泰次郎氏の演奏を聞かない理由はこんなところにある。大人げないと言われればその通りである。

 つまらない話が続くが深夜テレビで読売日本交響楽団のコンサート放送があった。夜中の3時頃である。

 見る人もいるだろうが見たい人が見られる時間ではない。ビデオに録ればいいということだろうが、それにしてもオーケストラを放送する時間ではない。毎回この時間である。何のため、誰のための放送なのだろうか。

 民間の企業がスポンサーになっているオーケストラは読響だけではないだろうか。よく続いているなというのが実感である。

 正力さんの遺訓もあったようで、解散させるわけにもいかないというところらしい。読売新聞はまだそんなに発行部数を減らしていないようだが、果たしてどうなのだろうか。

 巨人軍には、「常に紳士たれ」という正力さんの遺訓が生きているらしい。
 原監督のもと今年も駄目なようである。江川を監督すれはいいと思うが、そうすると巨人は紳士ではなくなるということらしい。

 またつまらない話であるが納得できない話でもある。

 漫才芸人の年収が3億円だそうである。二人合わせての額ではない。最近二人そろってテレビで見かけることがない。あまり売れていないという方の一人の年収である。

 売れている方はその倍は稼いでいるということである。とすれば6億。生涯収入ではなく年収である。こんなバカげたことがどうして許されるのだろうか。

 個人の仕事で、例えば弁護士でも医者でも日常的業務で3億円を稼ぐということは無理だと思う。

 もちろん何十億の相続事件とか、直してくれたら3億円払うというような依頼人や患者が現れれば別であるが、そんなうまい話は滅多にあるものではない。

 いつも思うことだが、テレビに出るということはそんなに儲かることなのか。なんとも納得できない。

 損した話である。一昨日停止義務違反で反則切符を切られてしまった。9000円である。

 信号機のない横断歩道で歩行者がいるのに停止しなかったという。歩行者が横断歩道を歩き始めた訳ではない。立っていただけである。

 パトカーには気を付けなければいけない。彼らの仕事は違反者を見つけ反則金や罰金を取ることである。事故や違反が未然に防がれてしまったら仕事にならない。彼らを信頼してはいけない。

 警察官についていつも不思議に思うことがある。彼らは決して制服でコンビニに買い物に来ることはない。近所の人にも警察に勤めていることは秘密である。なぜなのか。

 警察の仕事に支障があるからか。それとも警察と分かれば相手にされないからか。「あまりいい仕事ではないな」ということは分かっているようである。(了)

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