自営というのは儲からなければやらないほうがいい。
近所の知人が2年前亡くなったが、残された奥さんの生活は大変らしい。
知人は30代半ばに建築設計会社から独立し、自宅マンションを事務所にして建物構造計算の仕事をしていた。
1級建築士の資格を持ち、有名な設計士とも仕事を共にし、都内の名だたるビルの建築にも携わったことのある人と聞けば、それなりの仕事をしてきた人と誰もが思う。
しかしどんなものなのだろうか。構造計算の仕事で年収数千万円を稼げるだろうか。
奥さんが家内に「お金がない」とこぼしたわけではない。立ち話の中で、例えばランチに誘われたとしても、とてもそんな余裕はない、と言うことから家内が感じ取ったことである。
ご主人は82歳で亡くなり、奥さんは今70歳。年金の額は、小規模企業共済制度に入っていたのか、貯えはどのくらいあるのか、と気になるが知りようもない。
ご主人は商売気のあった人ではない。どちらかといえば芸術家タイプ。金を稼ぐ、儲けるということには無関心という人であった。
亡くなられて1年近くもの間、弔問客が絶えなかったという。
立派な仕事をした夫。しかし妻に財産を残さなかったようだ。残された妻。2人の息子がいるが頼ってはいけないと思っている。
歳が離れた結婚をするなら女房のことを考えるべきである。



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