riemon

つぶやき

不愉快さの彼方に

 若い人は思い出をつくるが、年寄りは思い出をたどる。  年寄りには未来は語れない。当然のことながらブログは思い出話が多いことなる。  せいぜい今を語れば庭の花か、まつりごとに対する憤慨ということしかない。  また近所に住む知人の訃...
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サリンの被害者

 先月地下鉄サリン事件の報道があった。地下鉄の職員であったご主人を亡くされた夫人がテレビに映っていた。  どうして今地下鉄サリンの報道が、と思ったが、あの事件は28年前の3月であった。  あのような事件を起こす集団が、この日本の社会...
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過ぎた1年、新しい1年

 4月になった。今年も4分の1が終わったことになる。我が家のささやかな庭にもいつの間にか女房好みの花が咲き始めている。きのう八百屋さんが、いいものが手に入ったので、とソラマメとタケノコを届けてくれた。目と口の春がいっぺんに来たようだ。ここだ...
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思惟はしいと読む

 夜間高校の国語の授業で、思惟をしすいと読んだ同級生がいた。  椅子に座っていた先生が、これはいけない、という感じですぐに立ち上がり、黒板に思惟と書いて、これは「しい」と読む、と生徒たちに説明した。  私は同級生が「しすい」と言...
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笑い転げて育てる

 きのう久しぶりに彩の森公園に行った。このところ女房と喧嘩をしていて、外に行くのも面倒と、家の中で歩く練習をしていた。  駐車場には満車の看板が立てかけられている。普通の日なのにどうしてこんなに混んでいるのかと思ったら、春休みであるこ...
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日比谷公会堂

 私がオーケストラの演奏を聞きはじめたのは、ほとんどラジオやテレビの公開録音の場である。中学1年生の時からである。  会場は文京公会堂、杉並公会堂、共立講堂などが多かった。  上野の東京文化会館は2年生の時に完成したが、ここを公開録...
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画竜点睛を欠く

 「画竜点睛を欠く」(がりょうてんせいをかく)という中国故事があるが、本来の内容と一般に理解されている内容が違う。  故事は、ある画家が仕えていた帝からお寺に竜を描くことを命じられ、すばらしい絵を完成させるが、なかなか目を描き入れよう...
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体 育 会 系

 ネットによると体育会系とは、「上下関係に厳しく根性論を大事にしている気質を意味する言葉」とある。  根性論なる論はあるのかと思ったが、すでに社会性、普遍性を持った立派な論になっているらしい。  体育会系の中核的な考え方である根...
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母の性分

 昨日のブログに母のことを書いたせいか、夜寝床に入っていろいろなことを思い出し、考えたりした。  母は心配性の人であったが、自分の中に留めておくことができず、すべて口にしてしまう人であった。  旅行に行くと言えば飛行機が落ちるの...
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人生は天丼

 天丼は上・中・並であるが、中と並はどう違うのか。上・中・下では差しさわりがあるということか。  人生が分かるには歳をとらなければならない。  歳をとったら何が分かるかと言えば、自分が分かる。  若い頃、自分はこういう人間であると...
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