八潮市の道路陥没事故は1月28日に起きた事故である。今日で何日と言うのか、相変わらず74歳運転手の「救助活動」とか、「安否不明」などと報じている。
元自衛隊員だという人が、明らかに初動時点での判断ミスだと言っている。誰が見たって大失敗である。
大野知事などがどうしようもない間抜け面に見える。
人一人が死んだ事故であるのに、と言えば、まだ死んだわけではない、という言葉が返ってくるのだろうが、そういう思考がこういう事故を起こすのではないか。
半年ほど前の点検では異常はなかったということだが、何を点検したのか。10数年前の笹子トンネル天井板落下事故と同じではないか。
トラックの荷台を引き上げたが、なぜ運転席は引き上げることができなかったのか。外れてしまったということなのか。
足場が崩れてしまうということであれば、ヘリコプターによる救出を考えるべきだが要請したのだろうか。
テレビ画面では二次災害を恐れた消防団員や作業員達の、後ずさりする姿ばかりが目に入る。
「日本のインフラは高度成長期から50年を経過し…」と防災専門家は語るが、そんなことは分かり切ったことである。
日本は下水道だけでなく、すべての機能が耐久年数を過ぎているのである。であるのに、この社会は過去の事故から学ばない。
「いつ起きてもおかしくはない」。この言葉をなんど聞かされていることか。
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