車は高齢者の必需品

つぶやき

 この月末には運転免許更新のための認知機能検査に行かなければならない。大した検査をしているとも思えないが、高齢者の免許更新には結構金がかかる。

 実技の実習などは、公認にもなっていない教習所の資金援助のためにあるのではないかと思う。前回の講習のとき、自前の教習所も持たず看板も出していないインチキ教習所に確か7000円くらい払った。

 免許証返納ということも考えなければならない歳になるが、しかし車の運転ができなくなったら困る。
 日常の買い物から気分転換のためのドライブまで、車は高齢者にとって必需品である。

 高齢者の事故が多い。人を怪我させてしまったら取り返しがつかないことになるが、車をやめたら生活できなくなってしまう。私は買い物袋をぶら下げて歩けない。

 私は食料品とか生活必需品の買い物をしたことがほとんどない。家内の買い物についていくが、家内が買い物をしているときはいつも売り場とは別のところで時間をつぶしている。家内が買い込んだ品物を車で運ぶだけである。

 家内は手術後重い物を持つことをしばらく禁じられている。一緒に売り場を回ってみて買い物の重さや、家内の留守中にした洗濯物の重さに、主婦とは結構重労働をしているものだと思う。

 近所のマンションに住む92歳の女性は、背中にリュックを背負い、両手に買い物袋を持って買い物に出かける。返ってくるときはリックも買い物袋も満杯である。それでエレベーターのないマンションの5階まで上がる。

 旦那さんは94歳くらいだが、むかしながらの格好つけるだけの亭主関白。元気な夫婦だったが、奥さんに何か起これば旦那さんは生きていけなくなる。男は分かっているようで分かっていない、のではなく最初から分かっていない。

 車もダメ、歩くこともダメとなったらどうしたらいいのか。そんなに先のことではない。

 免許証を更新するたびに、この3年間が終わる時どんなことになっているのだろうかと思う。今までの3年間にがんと首、それに腰の手術をした。

 また元気に更新できるだろうか。免許証の更新には命の更新ということもあるような気がする。

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