「玉木代表を総理に」という動きがあったようだが、どうやら高市総理誕生が濃厚となってきたらしい。
「自民と組むなら先に言ってよ」と玉木代表が恨めし気に言ったようだが、誰もが欲も絡んでの野党協議。そんなきれいごとになるはずがない。
玉木代表の顔が一段と軽薄に見える。玉木代表は信用できないという話がネットに溢れている。グラビアガールも山尾志桜里さんも「女を騙しちゃいけないよ」
野党一本化はやはり無理がある。金を結束力に変えている自民党に比べ、理屈を並べる野党はまとまりにくい。そこをいつも自民党につかれている。
初の女性総理誕生もいいが、高市さんには何か健康的な女性としての印象がない。何か裏で企んでいるような印象を受ける。なによりあの作る笑いが不気味である。
高市さんは保守・極右のスタンスを取るが、見せかけという指摘もある。しかし「日本民族の素晴らしさ」と題した文章で「敗戦後の占領期にGHQが違法に行った最高法規の変更や社会システムの解体、教育勅語の廃止などにより、多くの良き精神文化が衰退してきた」と述べている。
また高市さんは「幼少期に両親から教育勅語を教わり、それを全文暗記して唱和するのが好きだった」とも述べている。
親から教わったことは他人にも押し付けたくなるものである。高市さんなら教育勅語復活を言い出すかも知れない。
教育勅語とは何だったのか。道徳に名を借りた国家への忠誠ではないか。
どうして日本の将来を考えるとき、明治以降の国家観や社会制度に戻ろうとするのか。これが分からない。
日本は欧米の植民地になっているアジア各国を解放するためアジアに進出したというが、日本の敗戦は日本の解放ではなかったか。
日本は先の戦争での敗戦を期に軍国国家を反省し、新たに全体より個人が尊重される国家として出発したはずである。日本人は敗戦によって軍国国家、兵役、屈従、貧困から救われたのである。兵士の死はその意味で、国の犠牲になったと捉えるべきである。
北朝鮮の国民が金正恩に涙を流しながら忠誠を誓う姿は、かつての日本人の姿と同じではないか。あれを見て日本人は北朝鮮の人々の哀れさを想うはずだ。
安倍さんは生前、外国から押し付けられた憲法は屈辱であると言っている。その通りだと思う。戦争に負けてしおらしく反省などする国などどこにもない。
しかしどんな憲法になっても国家を優先し、個人が犠牲なっても構わないという主張が否定される社会でなければならない。



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