心配はたくさんあったが、きのう無事家内は退院した。
経過観察という言葉に安心していたが、それを続けていたなら手遅れになっていたかもしれない。
2人1人はがんになるという時代だが、我が家はふたりともがんになってしまった。
幸い早期いうことで今のところ深刻な事態にならずに済んでいるが、2人とも高齢の身、このままそっとしておいてもらいたい。
がん家系ではないはずだが、姉も義兄も義姉もがんで亡くなっている。3人とも70代の半ばを過ぎていた。がん年齢というものがあるようだ。
病気というものは人様々、運不運に左右されるものであることをつくづく感じる。
幸いにまだ余命宣告というものをを受けたことがないし、人生最大の悲しみと言われる配偶者の死も経験していないし、経験させてもいない。有難いことだと思う。
ネットでがんの人のブログなどを見るが、大変申し訳ないことだが、自分や家内の軽症を想うばかりである。
がんは治らないか、治ったかどうか判らないという病気である。
治療後5年経過すれば完治したことになっているが、完治したわけではない。
どうもこのところ病気とか人の死のことばかり身の周りにある。暗い話はやめた方がいいが、本当にそんなことしかない。
むかし母や叔母たちから、「知人がみんな死んでいく」という話を聞いていたが、今の私がそういう歳なのであろう。
人生ケセラセラ。どうも考えすぎている。考えたところでどうということでないことはこの歳になってみれば十分判っていることである。私たちは幸運に恵まれて生きてきた。
これからはなるべく「ケセラセラ」と言いながら生きていこうと思う。



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