この人も、都知事のとき家族で食べた天ぷら屋の領収書を経費として請求するような人だから、何を話しても言葉に重みというものが感じられず、軽薄な人間という印象がぬぐえない。
元東京都知事舛添要一氏のことである。
その舛添氏が、高市早苗新総裁が右寄りになった理由について述べている。
「彼女は若い時はこんなに保守的じゃなかった。だけど、選挙をやった時に女性が票を取るのは非常に難しい。だが右寄りの人達は必ず票を入れに来てくれて応援してくれる。高市氏はそういうことから保守ということになったのではないか」
舛添氏らしい着眼であるが、当たっているかもしれない。
高市氏の言動はいわゆる保守右派ということになるが、それはどうも故安倍首相に対するポーズではなかったかという印象が否めない。
高市氏は松下政経塾の出身。確かに議員になってからの所属政党や言動に右派の色合いはない。
右派を標榜する政党の綱領には、「日本の精神と伝統を活かし」「日本の国体を守り、伝統文化を継承しながら」「日本独自の叡智」などという言葉が使われるが、日本の精神とか伝統文化なるものは何を指してのことなのか。
保守右派ということが今ひとつハッキリとしない。



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