自公が敗けて野党が躍進

つぶやき

 参院選は大方の予想通り、自公は過半数割れ、国民、参政が議席を伸ばす。

 国政選挙であり、棄権するのもどうかと思い投票に行ったが、我ながら何をもって選挙区候補者と比例代表を選んだのか。自問すると実にいい加減であることに気がつく。

 選挙区の候補者の選挙演説は聞いたことがないし、主張していることは全く知らない。ただ野党に投票して、与党に対するチェック機能を持たせればいいという考えだけしかない。

 国民民主や参政の躍進ということになっている。目先の利益を強調したり、弱者や少数者を不満のはけ口として扇動しているだけではないか、という指摘はできるが、それでも躍進してしまう。
 こういってはなんだが、国民は何を考えているのだろうか。何も考えていない私が言うことではなかった。

 どういう政党や政治家が現れれば日本にとっていいのか。どうもその辺のことが簡単そうではっきりしない。
 リベラルな政党は自民党だったということに、そのうちなるのかもしれない。

 立憲の野田代表、維新の前原共同代表は松下政経塾の出身だが、若かりし頃政界を目指すに際して、自民党からの立候補が希望だったという話を、今年亡くなられた経済学者の著述で知った。

 自民党には世襲議員の立候補申し込みが多く、とても外部からの候補者を擁立する余地などなかったらしい。このお二人に限らず、このことから当時の野党から立候補した人が多かったという。

 その話でお二人に対する印象がちょっと変わったが、松下政経塾というのは、社会変革を目指す人材を育てるところではなかった。お二人とも全くの保守である。私の印象は私の勝手な思い込みにずきなかった。
 消費税10%は、野田代表がかつての党に在籍していた時に推進したことである。

 蓮舫さんは当選したが山尾さんはダメだったらしい。不倫ということでは玉木代表と同じなのだから、当選してもよかったなと思う。

 「武見敬三氏が落選 政界引退へ」とある。私より4歳若い。次回の選挙に期すという年齢でもないということなのだろう。自民党を顔で表す人だった。

 就職氷河期という時代があった。この時代の人達が50代になって社会保障などいろいろ不利益な事態にあっているらしい。
 政治というのはこういう人達を生まないこと、援助するものであってほしい。

 当選者の万歳を見るたびに、なんのための万歳かと思う。当選してうれしいということだと思うが、それだけで終わってしまうのが政治家のように見えるのである。 

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