[やっちゃえニッサン]というコマーシャルがあったが、本当にやっちゃったようだ。
「やっちゃえ」などという言葉を使っていいのだろうかと思っていたがいいわけがない。下品なだけだった。
2027年度までに、国内外で完成車工場7カ所と人員2万人を削減。25年3月期の連結純損益が6708億円の赤字、と発表。
何年も前から日産には売る車があるのだろうかと思っていた。セドリック、グロリアなどの生産をやめ、EVにシフトを変えていたようだが、売れているにようには見えなかった。
だがしかし、あの日産の危機。日本の物づくりの黄昏。
中学生の頃、セドリックとクラウンを見比べていたが、断然セドリックの方がカッコよかった。
経営再建はどうだろうか。トランプ関税もあり、世界での競争力があるとは思えない。起死回生の名車が誕生するとも思えない。
日産の社員の人には申し訳ないが、戦後最大の企業倒産などということにならねばいいが、あり得ないことではない。
日本の道路に中国車が走る光景などは見たくない。
農協の山野徹会長が定例記者会見で、現状のコメの価格について「決して高いとは思っていない」と語ったらしい。
5キロ2000台であったものが倍の4000円台になっても高くないということは、ぼったくりバーの用心棒が言うことである。
コメ不足に関しては江藤農水大臣の軽薄な発言が続いていた。この人はいろいろと問題発言や政治姿勢に不信を持たれるような人らしい。
「彼の口から発せられる言葉は、驚くほど軽く、空虚で、そして国民を愚弄する欺瞞に満ちている」と小倉健一氏の記述がある。私が受けた印象と全く同じ。
コメは主食と言いながら、コメの流通、価格決定などに関しては国民はあまり知らない。生産者が相当の収入を得ることと、国民が安定して安いコメを手に入れることの両立がコメ政策のはずだが、どうも隠れてうごめくものがあるらしい。
自民党小野寺政調会長という人が、「国が儲けてどうすんだと」と発言した。どういうことなのか。
備蓄米の入札では政府が買い上げた価格より落札価格が1万円ほど高かった。小野寺政調会長はこのことも高止まりの要因と認識したようだ。
備蓄米の放出はタダだと思っていた。私の理解はこんな程度だが、備蓄米の放出でも利益を上げるということは行われている。政府だけのことではなく、JAでも卸売業者でもそういうことなのであろう。
コメは余っている。新米が出回れば米価は下がる。備蓄米を放出したから米価は下がる。国民が買いだめしている。
国の説明を否定文にすると正しい説明になる。
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