謝罪で済ますようなことではない

つぶやき

 「備蓄米を出しても店頭価格が下がらないことには重く責任を感じている」
 「コメは余っている。備蓄米を出せば値が下がる」と言っていた江藤農水大臣が謝罪した。

 これまで2回、備蓄米計21万2000トンが放出されたがコメの値段は下がっていない。

 21日には、4月7~13日に全国のスーパーで販売されたコメ5キロ当たりの平均価格が、前年同期比2倍超の4217円だったと農水省が発表。

 これは最高値を更新した価格で、コメの値段は高止まりしたままの状態。

 いつものようにSNSには、「謝罪はいいから安くしてくれ」、「口先だけなら、なんとでも言えんだよ」、「有事の際にコントロール出来ない省庁って無能ということではないか」と抗議が殺到。

 備蓄米を出せば店頭価格が下がることは当前のことだと農水省は踏んでいたようだが、それが下らないのであれば、「重く責任を感じている」では済まない。食料行政を担当する資格がないということである。

 今までとは違った何かが作用しているはずだ。露骨な言い方をすれば誰かが不当に儲けている。農水省はそれを黙認しているのではないかと曲解されてもしょうがないほどの無策であった。

 コメは足りないのではなく、今の農政では足りないように見せかけることができる、ということではないか。増産は簡単なことではないらしい。そういうことから価格操作は簡単にできる。

 来年からコメ不足というコメントが常態化し、5キロ当たり5000円くらいで推移するのではないだろうか。
 今回のコメ騒動は単なる不作の問題ではないような気がする。

コメント

タイトルとURLをコピーしました