アメリカの約束

つぶやき

 高齢者の将来の心配というのは、病気のこともあるが、そのことを含めてお金ということになる。今の年金と貯えでやっていけるだろうか。
 先が読めないのに収入が増えることはないから、心配はキリがない。

 もう一つ心配がある。日本の将来ということである。孫たちのことを思うと考えざるを得ない。

 トランプが言ったからということではなく、アメリカは日本を守らない、というのは本当のことだと思える。
 
 それでは約束が違う、と言ったところで、黄色人種の日本人との約束などそもそも効力がない、というのがアメリカというものである。

 戦争が終わって何十年も経つというのに、日本はそこら中アメリカの基地だらけ。
 日本を守るためにアメリカの基地があると日本人は思っていたが、とんでもはっぷん、歩いて10分。単なる前線基地である。

 戦争に負けるということ。昔風にいえば戦(いくさ)に負ける。
 戦に負けたらどうするか。昔の日本人は自害と決まっていた。

 自害するまでのことはない思うが、生きていく場所がないのであるから自害するしかない。

 あの戦争に負けて日本は自害しなかった。それはよかったことであるが、しかしそれによってアイデンティティーを失った。飼い主の顔色をうかがう犬のように。

 人口減少、国際競争力の低下、経済の低迷、中間層の貧困の増加、繰り返される大災害の発生、周辺国の軍備増強。

 「日本の迫りくる危機」。雑誌の見出しであるが、残念ながら現実である。

 「日本人の間には、国内で真の危機が何を意味するのかについて明確な理解がない」との指摘がある。

 知らなかったが、東京の中間層の所得は、日本の全都道府県の中で最下位だそうである。豊かさを求めて東京に来たが、東京の生活は全国で一番貧しいことになる。
 
 「なにより日本の危機は、これらの問題に対処する政治的意欲の欠如」
 
 このような指摘がされている以上、私が駄弁を弄することもない。

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