薬を飲み忘れる

つぶやき

 薬を飲み忘れるという話をよく聞いたが、まさかそんなことはないだろうと思っていた。自分が薬を飲むようになって、飲んだかまだ飲んでいないのが分からなくなることがある。他人のことはとやかく言うものではない。

 薬を飲んだか、まだ飲んでいないか分からないときは、飲まないほうがいいらしい。特に糖尿の薬は低血糖を引き起こすことがあるから、二重服用の危険より、飲まないほうがいいというのが調剤薬局の話である。

 何年前からのことなのか、病院のそばに調剤薬局が必ずあるようになった。 昔は病院が薬を売っていたということになるから、患者が調剤薬局で薬を買うようになれば、病院は薬から得る利益を失うことになる。

 医薬分業ということらしいが、病院内で薬を売ることで得られていた利益を放棄するということはないはずである。処方箋料とか調剤基本料いう名目で確保しているらしい。

 もともと医薬分業は、患者の利益を優先して取り入れられたものであるが、かえって患者は医者の処方箋料などを含め、薬を高く買わされているという指摘がある。

 私が主治医のようにして通う医院は、いつ行ってもそんなに大繁盛ということではない。しかし受付の女性から、検査技師から一般職員のような人まで数えると、かなりの人数の人達が働いている。医師は雇われ医師であるから、最低でも1000万円以上の給料を払っているはずである。

 設備費や人件費などを考えると、かなりな金額になると思うが、この程度の患者数で成り立つのだろうかと考えてしまう。既に何年も前から開業しているのであるから、成り立つような収入があるのだろうが、そうであれば医療費というものは莫大なものになる。

 近所に誰もが「よくない」という医院があるが、内科から肛門科までありとあらゆる診療科を掲げながら設備も要員もいない。一人の医者がいるだけである。初診料稼ぎだけで何十年もつぶれることがない。

 病院や歯科医院の経営破綻が続いているというが、我が住む町ではそんなこともない。東京近郊の人口が多いところではまだまだ医者は儲かる。

 何年も前に、私鉄の運転手だったという人が脱サラをして、家の近所で葬儀屋を始めたが、かなりの繁盛のようである。
 高齢化社会。さすが電車の運転手。先を見る目がある。

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