今年も早や11月。この月は結婚記念日と父の命日。同じ日が義姉の命日でもある。
義姉は肺がんを発症したが、民間療法や食事療法を選び、数年後74歳で亡くなった。早期発見だったのに手術をしなかったらしい。物事にこだわる人だった。人それぞれである。
伊東市の田久保市長が失職。「自分なりに精いっぱいやり切った」と記者会見で述べている。何をやり切ったのかと思うが、本人はそう言うしかないのだろう。
 退職金は200万円ほどになるらしい。在任期間は5ヵ月。知事や市長の退職金は1期4年で数千万円と言われる。
 
 市長や知事たちの退職金が高すぎる。景気のいい時に決めた退職金規定をそのまま踏襲しているようだ。地方が疲弊しているというのに退職金は健在である。
 疲弊しているのに硬直しているから地方行政はいずこもどん詰まりになる。
田久保市長も小川市長も斎藤知事も、どういう理屈があるのか知らないが、自らの不祥事に居直ると人は憎たらしい顔に見える。
スポーツ新聞の記事であるからあてにならないが、多分そんな記事が載るだろうと思っていた記事がある。
《共産党43歳女性元議員、高市早苗氏めぐり「現地妻という悲しい言葉を思い出す」と投稿》 
 「腰に手をまわされ満面の笑顔で受け入れる総理大臣の数々のシーン。見苦しすぎて写真引用不可能」
 高市さん。確かにはしゃぎ過ぎでみっともなく痛々しいが、「現地妻」とはさすがの私でも思いつかない。第一トランプの好みのタイプではない。
 共産党の人だからそう言う言葉を使うのだろうが、同じ女性として慎んだほうがいい。
トランプにしてみれば日本など取るに足りない国。そんな国の女首相はからかうだけのもので、それを喜んでいた高市さんは情けないが、日本はそういう国なのである。安倍さんも同じような人だった。
ま、とにかく高市さんも外国での行事が済んで、いよいよ内政に取り掛かる。なまじ解散などせず、国民サービスに取り組めば支持率確保は難しいことではない。
国民は食べていければいいというだけのことであって、政党がいくつできようが、食べていけるのは自民党と思っている票が多い。高市さんがうまく引き戻せばいいというだけのことである。
「民主党の悪夢の3年間」という安倍さんのフレーズは間違った指摘ではない。民主党政権下、八方ふさがりでなにもかもうまくいかなかった。
しかしその後のアベノミクスで日本経済が再生されたわけではない。「大胆な金融政策」で大量に金がばら撒かれ、民主党下の閉塞感は取り除かれたが、株屋や不動産屋が儲かっただけで、実質的な成長や生活水準の向上は伴っていなかった。
だがそれで安倍政権は長期政権となった。秘密保護法など成立しても国民は特別騒がなかった。要はどうでもいいから景気がいいという外形を作ればいいということである。
国民は愚かではない。とにかく食べていかなくてはということである。

  
  
  
  

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