2023-03

つぶやき

思惟はしいと読む

 夜間高校の国語の授業で、思惟をしすいと読んだ同級生がいた。  椅子に座っていた先生が、これはいけない、という感じですぐに立ち上がり、黒板に思惟と書いて、これは「しい」と読む、と生徒たちに説明した。  私は同級生が「しすい」と言...
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笑い転げて育てる

 きのう久しぶりに彩の森公園に行った。このところ女房と喧嘩をしていて、外に行くのも面倒と、家の中で歩く練習をしていた。  駐車場には満車の看板が立てかけられている。普通の日なのにどうしてこんなに混んでいるのかと思ったら、春休みであるこ...
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日比谷公会堂

 私がオーケストラの演奏を聞きはじめたのは、ほとんどラジオやテレビの公開録音の場である。中学1年生の時からである。  会場は文京公会堂、杉並公会堂、共立講堂などが多かった。  上野の東京文化会館は2年生の時に完成したが、ここを公開録...
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画竜点睛を欠く

 「画竜点睛を欠く」(がりょうてんせいをかく)という中国故事があるが、本来の内容と一般に理解されている内容が違う。  故事は、ある画家が仕えていた帝からお寺に竜を描くことを命じられ、すばらしい絵を完成させるが、なかなか目を描き入れよう...
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体 育 会 系

 ネットによると体育会系とは、「上下関係に厳しく根性論を大事にしている気質を意味する言葉」とある。  根性論なる論はあるのかと思ったが、すでに社会性、普遍性を持った立派な論になっているらしい。  体育会系の中核的な考え方である根...
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母の性分

 昨日のブログに母のことを書いたせいか、夜寝床に入っていろいろなことを思い出し、考えたりした。  母は心配性の人であったが、自分の中に留めておくことができず、すべて口にしてしまう人であった。  旅行に行くと言えば飛行機が落ちるの...
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人生は天丼

 天丼は上・中・並であるが、中と並はどう違うのか。上・中・下では差しさわりがあるということか。  人生が分かるには歳をとらなければならない。  歳をとったら何が分かるかと言えば、自分が分かる。  若い頃、自分はこういう人間であると...
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近事遺し書き

 この冬電気代の高騰から、寝室のエアコンをつけずに寝ていた。夜中、手の冷たさに気がつく。  やっとここ何日か、朝の気温が10度を超えてきた。まさに「春眠暁を覚えず」でよく眠れる。  テレビは滅多に見ないが、昨日のニュース番組はすべて...
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分からないままの人生

 大した人生を送れるはずもない人生のスタートであったから、経験してきたことも大したことはない。  大した人間にもめぐり合わなかった、と言っては不遜になるが、人は自分と同じレベルでつき合い、寄ってくるものである。人に対する不満はすなわち...
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代打ではなく代走

 源義経は「後(のち)の世の語り草にせい」と言って衣川の戦いに臨んだ、と村上元三氏は小説に書いている。  新しい「後の世の語り草」が誕生したことになった。メキシコとのWBCの試合における日本の劇的な逆転サヨナラ勝ちのことである。 ...
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